RoxDesk_2.png  Rox Desk チュートリアル

このチュートリアルは画面幅500〜600ピクセル程度で閲覧できます。
画面幅を調整して、実際に Rox Desk を操作しながら読んで下さい。


Rox Desk は、rox デスクトップの構築支援ツールです。

Rox Desk の特徴:

   
・rox のデスクトップ機能(ピンボード とパネルを表示)を利用するコ
  マンドを GUIで実行し、過去に保存された設定の再現テストを行いま
  す。
・実行・再現テストにより表示された「その時点の rox デスクトップ
  の状態」を、シェルスクリプトとして保存/呼び出しする機能を持ち
  ます。
・上のような機能により、設定の比較検討を容易に行う事ができます。

Rox Desk により作られたシェルスクリプトを、ウィンドウマネージャのスター
トアップスクリプトやメニューから呼び出すことにより、デスクトップの構築
を、より容易に行う事ができます。

                                               last update: 2008/07/12
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目次:
    はじめに
    はじめての Rox Desk
        サンプル・デスクトップ
        ピンボードをカスタマイズする
        パネルをカスタマイズする
    ピンボード/パネルを使い回す
    見たままのデスクトップをシェルスクリプトに
    保存したシェルスクリプトを呼び出す
    デスクトップ-シェルスクリプトを使い回す

    fluxbox での運用


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はじめに


Rox Desk についての説明の前に、ここでは、rox のデスクトップ機能に付いて説
明します。

  ※この機能(パネル/ピンボード)に付いて熟知されている方は、この節を
  読み飛ばして下さい


rox は先ず、軽量快速のファイルマネージャです。

filer01.jpg
filer02.jpg
filer03.jpg
ROX-Filer
図1:ファイラー画面での詳細表示、アイコン表示、サムネイル表示

rox は加えて、デスクトップアイコンやツールバーをサポートしていない
ウィンドウマネージャのセッション下でそれらを提供し、 簡易に軽量デスク
トップ環境を築く手助け
をします。

rox では、アイコンを置け、壁紙を貼れるデスクトップを " ピンボード"、ア
イコンやアプレットを置けるツールバーを"パネル" と呼びます。

パネルは更に表示場所により、トップパネル、レフトパネル、ライトパネル
、ボトムパネル、と四種に区別されています。(他に、表示場所を特定しない
ボーダーパネルも有りますが、ここでは触れません)

desktop000.jpg
図2:ピンボード(デスクトップ)上に壁紙と各種アイコン、ボトムパネル上にア
イコンとアプレットを配した rox によるデスクトップ(
ROX-Menu を起動中)
※ウィンドウマネージャ fluxbox です。icon、gtk2 テーマはカスタマイズさ
れています。


※ピンボードという余り聞き慣れない名前は、PC画面をボードに見立て、アイコンや
壁紙を、
ピンで張りつけられるボード =ピンボード、とイメージして下さい。


これらの機能を利用するには、Xターミナルのコマンドラインから

    $ rox -p=pb1    (pb1 という名前のピンボードを表示)

    $ rox -t=pan2   (pan2 という名前のトップパネルを表示)
    $ rox -l=pan3   (pan3 という名前のレフトパネルを表示)
    $ rox -r=pan4   (pan4 という名前のライトパネルを表示)
    $ rox -B=pan5   (pan5 という名前のボトムパネルを表示)

と、 名前(pb1、pan2 - pan5 など)付きで各オプションを呼び出します。

※ 名前はユーザーが自由に付けられます。名前には、英数字、かな/漢字(UTF-8)、
ハイフン(-)、アンダースコア(_) 等が使えます。(空白を含めることは出来ません)


ここで、わざわざ " 名前" 付きで呼び出されるのには理由が有り、rox は、こ
の "名 前" により、" ピンボード/パネルを個別に管理可能"という特技を
持っているからです。

例えば、
    "pb1" という名前のピンボードには
        A という壁紙と、a1、b1、c1 というアイコンを、
    "pin" という名前のピンボードには
        B という壁紙と、a2、b1、d1、e1 というアイコンを、
    "hoge" という名前のピンボードには
        C という壁紙と、f1、g1、h1、i1、j1 というアイコンを、
    ・・・・・・
という具合に、名前毎に別の設定をすることが出来、
    $ rox -p=<名前>
と "名前"付き で呼び出せば、何時でもそれぞれの設定のピンボードを表示
する事が出来ます。
パネルに付いても同様で、こちらは別々のアイコンやアプレットを設定した
パネルを、その都度"名前付きで" 呼び出すことが出来ます。

これがどういう事を意味するかといえば、「 違った名前のピンボードとパネ
ルの組合せにより
」、壁紙、アイコン、アプレットの組合せの異なった「
数種類のデスクトップ
」を切替えて利用できるという「 マルチデスクトップ
機能
」とでも呼べそうな事が、容易に実現できるという事です。

   
ゲー ムアイコンからオフィスアプリアイコンまで、(それぞれに必然性が有る
のでしょうが)あまりにも多数のアイコンがデスクトップに並んでいる為、
デスクトップアイコン本来の、「クリック即実行」する前に、「目的のアイコ
ンがどこに有るかを探す」という手間が必要、というのは、有りがちな事です
が、rox の「複数種類のデスクトップ」 を使い分ければ、デスクトップも随分
と見やすい物になるでしょう

・各種オフィス系アプリケーションのアイコンを配置し、落ち着いた色調の
  壁紙を貼り付けた「仕事向けデスクトップ」
・ゲームやマルチメディア・ビュワーのアイコンを配置し、華やかな壁紙を
  貼り付けた「アミューズメント向けデスクトップ」

等、工夫次第で、様々な "用途に合わせたデスクトップ" を構成し、それぞ
れを簡単に切替える事ができます。

これらの機能により、他のデスクトップ環境等の、「デザインは変更できる
が実質は変更されないデスクトップテーマ」に比べ、ROX では極めて多彩
な、「デザイン的にも、実質的にも、変更可能なデスクトップテーマ」を演
出する事が可能です。

Rox Desk は、rox のこのような機能を、コマンドラインからの指示ではなく、
気軽に GUI でテストでき、実行結果を シェルスクリプトとして保存 可能
なアプリケーションです。

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はじめての Rox Desk

まず、rox のファイラー画面で"RoxDesk" AppDir(Application Directory)
のアイコン、
    RoxDesk.png
をクリックして下さい。

    ※初回起動時のみ xterm が起ち上がり、RoxDesk がコンパイルされます。

    ※コンパイル時に gtk2-devel 等の開発パッケージがインストールされて
    いる必要が有ります。


コンパイルが完了すれば、RoxDesk が実行されます。
最初に二つのウィンドウが表示されます。この内の一つ(下図)、

RoxDesk-Settings.jpg
図3:設定ダイアログ

は "RoxDesk"の設定ダイアログです。
各オプション項目の上にマウスカーソルをかざし、それぞれのツールチップ
を読んで、オプション設定を行い、[OK]を押してこのダイアログを閉じてく
ださい。

二つ目のウィンドウ(下図)が"ROX_Desk"のメインウィンドウです。
RoxDesk-main.jpg
図4:メインウィンドウ

先ず、このままで "Pinboard"、の [表示(9)] ボタンをクリックして下さい。

RoxDesk-NewPbPan.jpg
図5:"New Pinboard / New Panel" ダイアログ

"New Pinboard / New Panel" ダイアログ(上図)が開き、下のようなデスクト
ップが表示されます。

RoxDesk-NewPb.jpg
図6:Home アイコンのみの標準ピンボード

左上方に "Home" アイコンのみを配した、グレー 一色のデスクトップ。 これ
が、rox の標準ピンボード(デ スクトップ)です。

   
※ご使用のウィンドウマネージャによっては、 Pinboardを表示させると、
ウィンドウマネージャのルート(デスクトップ)メニューが表示できなくなる場
合が有ります。このような時は、デスクトップアイコン(Home)を右クリック
し、ROX のメニューから、
    ROX-Filer → オプション設定
で、オプション設定ダイアログを開き、
    互換性 → ウィンドウマネージャの問題
の各ラジオボタンをチェックして試してください。
    □デスクトップの背景でのマウスクリックはウィンドウマネージャに渡す
を 'ON' にする事は特に重要です。

続いて、"New pinboard / New Panel" ダイアログ を一旦閉じて、"Bottm pa
nel" の[表示(7)] ボタンをクリックして下さい。

先程と同じ "New pinboard / New Panel" ダイアログが開き、デスクトップ
に帯状の"パネル" が表示されます。

RoxDesk-NewPan.jpg
図7:Home と apps アイコンのみの標準パネル(デスクトップ下端)

   
※rox の標準ピンボード/パネルのあまりのシンプルさ(素っ気なさ)に、
初めての方は、或いは失望されたかも知れません。
GNOMEやKDE、或いは Windows のように、必要最低限のアイコンくらいは
初めから表示して置いてくれても...と。

しかしこの素っ気なさは、rox-filer の初回起動時の設定同様、「ユー
ザー色に染める事」を前提としている ROX 全般のポリシーかと思われま
す。
買って来たばかりのキャンバスに予め絵が描いてあるのは気持ちが悪い
、初めて開いたノートが真っ白でなければおかしい、という感覚で「初
 期設定のシンプルさ」と付き合って下さい。

「カスタマイズを前提」とした rox に置いては、初期設定には、「ユー
ザーの好みによって左右されるようなもの」は、最低限しか含まれてい
ないのです。

"Label name(N)" の部分に表示された、"Default" というのが、現在表示さ
れているピンボードとパネルの「名前」です。
しかし、このピンボード、パネルは、「買って来たばかりのキャンバス」同
様、標準アイコンが表示されているのみ、「他の名前」で呼び出した標準ア
イコンのみの、ピンボード、パネルとの区別が付きません。

この段階では "Default" という名前は、まだ仮の名前であり、rox の設定に
は登録されていません。

    ※rox の設定は ~/.config/rox.sourceforge.net/ROX-Filer 以下に登録されます。

ピンボード、パネルは、壁紙を設定、アイコンを追加/削除/変更等の「カス
タマイズ
」 を行う事により、はじめて rox の設定に登録されます。

"New pinboard / New Panel" ダイアログ を参考に、カスタマイズを行って
下さい。

カスタマイズされたデスクトップの実例/サンプルに関しては、次項サンプル
・デスクトップで述べます。

実際のカスタマイズの仕方は、次々項ピンボードをカスタマイズする以降で
述べます。

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サンプル・デスクトップ

カスタマイズを行う前に、ここで既にカスタマイズ済みの rox のピンボード/
パネルがどういうものかを、実際に見ていただきましょう。

   
Rox Desk では、ROX のデスクトップとはどんなものかを知って頂く為、
パネルとピンボードのサンプルファイルを用意しました。

これらは、初回起動時に 'ROX' と 'Rox Desk ' の設定ディレクトリへ、
コピー及び生成されます。

まず、メニューの "ファイル" - "開く" を実行し、下図のダイアログを表示
させてください。

RoxDesk-Exec.jpg
図a

"Select script" コンボボックスをドロップダウンすると表示される、
    'rd_rdsk1'、'rd_rdsk2'、'rd_rdsk3'
が、このサンプル(実体は極簡単なスクリプトファイル)です。

まず、'rd_rdsk1'を選び、[実行(E)]を、押して下さい。

rdsk1.jpg
図b

'図b'のようなデスクトップが表示された事と思います。

次は、'rd_rdsk2'を選び、[実行(E)]を、押して下さい。

rdsk2.jpg
図c

次は、'rd_rdsk3'を選び、[実行(E)]を、押して下さい。

rdsk3.jpg
図d

貴方のデスクトップでも、ほぼ図 b、c、d と同様のデスクトップが再現で
きたと思われます。

    ※ディスプレイ解像度/縦横比により、配置/配分が上図とは違って見える事もあります。

表示されたデスクトップやパネル上のアイコンをクリックして、アプリケー
ションが起動する事を確認して下さい。

   
これはあくまでサンプルです から、
  ・アイコンクリックによって起動されるアプリケーションは、"システムにイン
  ストールされてる" = "実際にクリックして実行できる可能性が高い物を選ん
  でいます。
  ・アイコン位置は、上下左右いずれのパネルによってもかくされにくい場所を、
  選んで配置しています。
※貴方の環境によってはクリックしても起動しないアイコンも有るかもしれませ
ん。

'rd_rdsk1'、'rd_rdsk2'、'rd_rdsk3' 計三種類の、サンプル・デスクトップ
では、 貴方はアイコンを追加/削除/並べ替え、壁紙を変更する事により、これ
らのデスクトップを"貴方に取ってより身近な物"として育てていく事も可能で
す。

又、同様のデスクトップは、RoxDesk の使用により、簡単な GUI 操作で構築
する事が出来ます。RoxDesk により構築されたデスクトップ構成(壁紙、パネ
ル配置、それぞれのアイコン、アイテムの種類と配置)は、RoxDesk の保存機
能により、見たままの状態で保存でき、いつでも呼び出し-再現する事が出来
ます。

   
はじめての Rox Desk でも述べましたが、ご使用のウィンドウマネージャに
よっては、Pinboardを表示させると、ウィンドウマネージャのルート(デス
クトップ)メニューが表示できなくなる場合が有ります。
このような時は、デスクトップアイコンを右クリックし、ROX のメニューから、
   ROX-Filer → オプション設定
で、オプション設定ダイアログを開き、
   互換性 → ウィンドウマネージャの問題
の各ラジオボタンをチェックして試してください。
   □デスクトップの背景でのマウスクリックはウィンドウマネージャに渡す。
を 'ON'にする事は特に重要です。

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ピンボードをカスタマイズする

ここからは、はじめてのピンボード/パネルで 表示した未設定のピン ボード/
パネルをカスタマイズしていきます。

    ※ラベル名は、共に'Default'を使用していきます。'Label (n)ame'のテキストボック
    スに、
Default と書き込んで、Bottom panel、Pinboard の各[表示]ボタンを押して
    置いてください。前々項の'図7'と同じ状態になります。

先ず、ピンボードのグレー一色の背景に、壁紙を貼ってみます。
画面左上の "Home" アイコンを右クリックし、rox のデスクトップメニュー
を表示して下さい。

Rox-BackgroundMenu.jpg
図8:ROX デスクトップメニュー

メニュー最下部の"背景を設定"をクリックすると、"背景を設定"ダイアログ
が開きます。

Rox-BackgroundDialog.jpg
図9:"背景を設定" ダイアログ

ダイアログの指示に従い、ファイラーウィンドウから画像ファイルを選びだ
し、ダイアログ中央部にドラッグ&ドロップして下さい。
画面と画像のサイズ/縦横比が同じでない場合は、ダイアログ上部の[中央]〜
[タイル]のいずれかを選び、表示方法を調整し、[閉じる] ボタンを押せば、
背景(壁紙)の設定は終了です。

    ※この段階でピンボード "Default" は rox の設定に登録されます。


   
背景用画像-壁紙を特に用意されていない場合は、とりあえず/usr/share等におか
れた各種アプリケーション用の画像データで試して下さい。
/usr/share/pixmap 以 下のアイコン用画像など小さな物は"タイル"状に並べてみ
てください。
Rox Desk が用意した、
    ~/.config/RoxDesk/backgrounds
    ~/.config/RoxDesk/patterns
以下の画像も、ご利用になれます。

ついでにファイラーウィンドウから、何かディレクトリを一つ "Home" アイ
コンの下あたりに、ドラッグ&ドロップしてみて下さい。

RoxDesk-Desktop1.jpg
図10:背景設定を終え、アイコンを一つ追加したたデスクトップ

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パネルをカスタマイズする

次はパネルの設定です。ファイラーウィンドウを開き、今度は「よく使うア
プリ」や、「よく開くデータをおさめたフォルダ」をパネル上にドラッグ&ド
ロップして下さい。

   
※「よく使うアプリ」がどこに有るかわからない方は、とりあえず /usr/bin を
roxのファイラー画面で表示してみて下さい。firefox、 sylpheed、thunderbird
など見慣れた名前が見付かるでしょう。ooffice(オープンオフィス) oowriter、
oocalc などのオフィス系アプリも見付かるかも知れません。

既に幾つかの AppDir をお持ちなら、/usr/apps や ~/Apps 以下の AppDir も、
そのままドラッグ&ドロップして下さい。こちらは最初 からアイコン付きですから、
後で「アイコンを設定」する手間は不要です。

/usr/share/applications には、*.desktop というファイルが多数有るかも知
れません。
これらも、ピンボード(デスクトップ)やパネルにドラッグ& ドロップして使う事が
出来ます。
*.desktop という名前が気になる時は、ドラッグ&ドロップで貼り付けたアイテム
を右クリックして、[アイテムを編集] を選び、「アイコンの下に表示するテキス
ト」を編集すれば、アイコンの名前を変更できます。

Rox Desk が用意した ~/.config/RoxDesk/Apps 以下のアイコン(AppDir)もご利用に
なれます。


もし、rox 用パネルアプレットをお持ちなら、それらもパネルに貼りつける
事ができます。ついでにピンボードにも、幾つかのアイコンを追加してみま
しょう。

   
Rox Filer Information サイトでは、Rox Desk 以外に、ホームディレクトリに
手軽にインストール可能な、rox 用アプリケーション集
(rox-helper)を配布しています。
rox-helper に含まれるすべてのアプリケーションは、rox のピンボード/ パネル
のアイコン・アプレットとしてご利用になれます。

rox-helper は Vine Linux における、rox-wrappers-plus、
rox-desktop-plus 両パッケージを結合した物と同等の内容の、
ホームディレク
トリ専用バージョンです。
Vine Linux をご使用の方の重複使用は、無意味ですのでご注意下さい。

張り付けたいアイテムが多すぎる...などという心配は不要です。rox のパネ
ルは画面幅一杯以上にアイテムを張り付けると、マウスを端までよせればス
クロールさせる事が出来ます。

必要なら、上下左右端に同時に別々のパネルを表示することも出来ます。

RoxDesk-Desktop2.jpg
図11:ピンボードとパネルの設定を終えたデスクトップ

これで、やっと「それらしいデスクトップ」ができ上がりました。
アイコンを追加、壁紙を設定などの、「カ スタマイズを行った」 ので、
"Default" という名前のピンボード、"Default" という名前のパネルは、こ
の時点で既に rox の設定に登録されています。

興味をお持ちの方は、Xターミナルを開いて、以下 を実行してみて下さい。
   
$ ls ~/.config/rox.sourceforge.net/ROX-Filer/p*_Default
/home/[YourName]/.config/rox.sourceforge.net/ROX-Filer/pan_Default
/home/[YourName]/.config/rox.sourceforge.net/ROX-Filer/pb_Default


上の pb_Defaultpan_Default というファイルが、それぞれ、
'Default'という名前のピンボード、'Default' という名前のパネルの定義
ファイルで、他のピンボード、パネルとの差別化の拠り所となります。

試しに、pb_Default を cat コマンドやエディタでご覧になれば、

   
<?xml version="1.0"?>
    <pinboard>
      <backdrop style="Tiled">/home/[YourName]/Wallpaper/ \
          landscape00.jpg</backdrop>
      <icon x="32" y="96" label="WallPaper">/home/[YourName]/ \
      <icon x="32" y="32" label="Home">/home/[YourName]</icon>
    </pinboard>

※' \'マークの部分は実際には改行 されず、次行に続いています
などと、壁紙画像(backdrop)やアイコン(icon)の 種類が xml 形式で定義され
ているのが分かります。

   
※これらの設定ファイルは、 該当するピンボード/パネルに、アイ コン を 追加、
削除、変更、壁紙の変更などを行う都度、自動的に更新されます。


'Label (n)ame' 欄を編集し、他の名前、例えば "my_desk" に書き換え、
'Pinboard" の[表示(9)] を押せ ば、再び、"Home" アイコンとグレー一色のみ
のデスクトップが表示されます。

この "my_desk" ピンボードに対しても、"Default" ピンボード同様、別の壁
紙、アイコンを貼り付けていく事が出来ます。
同様に "Label name(N)" が "my_desk" の状態で、"Bottm panel" の [表示]
ボタンを押し、そのパネルにカスタマイズを施せば、貴方は "Default"、
"my_desk" という二つの名前のピンボードとパネルを持った事になります。

ピンボードとパネルは、それぞれ個別に組み合わせて使うことが出来、更に
パネルは、上下左右と、最大四つを同時表示することが出来ます。
したがって、"Default"、"my_desk" 二つのピンボードとパネルが設定された
時点で、
    "Default" ピンボードと "Default" ボトムパネル
    "my_desk" ピンボードと "my_desk" ボトムパネル
の他にも
    "Default" ピンボードのみ
    "my_desk" ボトムパネルのみ
    "Default" ピンボードと "my_desk" ボトムパネル
    "my_desk" ピンボードと "Default" ボトムパネル
    "Default" ピンボードと "my_desk" ボトム / "Default" トップパネル
    ・・・・・・
と、組み合わせ次第で、変化の有るデスクトップを構築していく事が出来ま
す。

サンプル・デスクトップ rd_rdsk1〜3 では、三つのデスクトップを構成す
るため、それぞれのピンボードとパネル、"rdsk1〜3" を提供しています。
従って、この時点で貴方は、
    "Default"、"my_desk"、"rdsk1"、"rdsk2"、"rdsk3"
の、五種類ずつのピンボードとパネルを自由に組み合わせて行く事が可能な
わけです。

登録できる「名前」の数には制限は無いので、壁紙を張り付け、アイコンを
ドロップする労さえ厭わなければ、貴方は他のデスクトップ環境では得られ
ない、実に多彩なデスクトップを、たやすく構築する事が出来ます。

Rox Desk はさらに、各ボタンで表示させた「現在目にしているデスクトッ
プ」をシェルスクリプトとして自動生成し、保存、保存したシェルスクリ
プトを呼び出し「保存時に目にしていたデスクトップ」を再現する機能を
持っています。

この機能により、貴方の ROX デスクトップの構築がよりスムーズに行われる
よう支援します。更なる使い方に付いては、次項以降をご覧下さい。

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ピンボード/パネルを使い回す

既にピンボード/パネルの設定を経験した、普段からそれらを使っている方
は、Rox Desk を、より有効に利用することが出来るでしょう。貴方が過去
に使った名前のピンボード/パネルが、どんな設定だったのかを確かめる為
に、一々コマンドを投入する必要は有りません。

"pinboard name" コンボボックスのボタン[▼]を押して、リストをドロップ
ダウンさせれば、既に設定済みのピンボードの名前がリストされるはずで
す。
(Rox Desk 起動後に初めて設定を行ったピンボード名が有る時は、ツールバー
の[更 新]ボタンを押して下さい)

RoxDesk-PbCombo.jpg
図12: "pinboard name" コンボボックス

リストから一つの名前を選べば、"Label name" にも、現在選択されている名
前が表示されます。

RoxDesk-NameSelect.jpg
図12:Label name に反映された pinboard name

この状態で "pinboard" [表示(9)] ボタンを押せば、「現在選択されている
名前」のピンボードが表示されます。

"panel name" コンボボックスの方も同様、かつ、こちらは上下左右、いずれ
かの [表示]ボタンにより、表示場所を選ぶ事が出来ます。

パネルは、表示場所ではなく、名前で差別化されていますから、二つの違う名
前のパネルを別の場所に表示させておき、パネル上のアイテムをドラッグ&ド
ロップでコピーするなどという事も、容易に行えるでしょう。

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見たままのデスクトップをシェルスクリプトに

幾つかの名前を選択、ピンボード/パネルを表示/非表示し、今までとは違っ
た組み合わせで、お気に入りのデスクトップを表示させることが出来たら、
[保存] ボタン、又はメニュー、或いは、[別名で保存] メニューで、「現在
表示されている rox デスクトップ」の状態をシェルスクリプトとして保存す
ることが出来ます。

   
※ この機能をお使いの際には、Rox Desk 起動直後にメニューの "ROX を
初期化"
を実行し、 起動前に表示されていたピン ボード/パネルを、全
て 一旦非 表示にして下さい。

保存先は $HOME/bin/RoxDesk ディレクトリ内です。
通常の[保存]では、タイムスタンプを反映した名前で、[別名で保存] では、
任意の名前を指定して保存されます。
RoxDesk-Save.jpg
RoxDesk-SaveAs.jpg
図13:[保存]
図14:[別名で保存]
プリフィックスは "rd_" です。
[別名で保存]する時は "rd_" は入力する必要は有りません。
シェルスクリプトを [開く] 時、"rd_*" のみが選択対称となりますので、
プリフィックスは変更しないで下さい。

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保存したシェルスクリプトを呼び出す

幾つかの、ピンボード/パネルの組合せによるシェルスクリプトが保存された
なら、今度は[開く] ボタンを押し、コンボボックスのリストから、それらの
シェルスクリプトを開き、保存した時の状態が再現される事を確かめて下さ
い。

RoxDesk-Exec.jpg
図15:[開く]

"Select Name" コンボボックスの右端ボタン[▼]を押せば、今までに保存し
たシェルスクリプトの一覧がドロップダウンされます。

それらの内の一つを選び、[実行] ボタンを押せば、スクリプトが実行され、
保存した時のデスクトップのアイコンや壁紙が再現されます。
[キャンセル] ボタンを押すまで、選択を変更して再度実行を繰り返す事が出
来ます。

   
※RoxDesk には、サンプルスクリプト rdsk1 rdsk2 rdsk3 が添付されていま
す。保存されたスクリプトがない場合は、これらでテストしてください。

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デスクトップ-シェルスクリプトを使い回す

保存されたシェルスクリプトは、例えば、

    #!/bin/sh
    rox -t=
    rox -l=
    rox -r=
    rox -B=Default
    rox -p=Default

というような内容で、勿論通常のテキスト形式の実行可能ファイルですから、
編集しコマンドを追加する事も出来ます。又、アプリケーションやディレク
トリのアイコン同様、ファイラー画面から ドラッグ&ドロップでピンボード
上に貼り付けることも可能です。

    ※単なる実行可能ファイルアイコンが味気無ければ、右クリックメニュー
    から[アイコンを設定]して下さい。[アイテムを編集]で「アイコンの下に
    表示するテキスト」も変更可能です。

例えば 'A'、'B' 二つのシェルスクリプトが保存されていたとして、
    「スクリプト'A' で表示されたデスクトップ」上に、
            →「スクリプト'B'のアイコ ン」

    「スクリプト'B' で表示されたデスクトップ」上に、
            →「スクリプト'A'のアイコ ン」

という様に、「もう一つのデスクトップ」を呼び出すアイコンを、各々の同
位置に配置して置けば(下図参照)、「壁紙もアイコンの種類も違う二つのデ
スクトップ」を、アイコンをクリックするだけで瞬時に切替える事が出来る
でしょう。

desktop_A.jpgicon_A_toB.jpg
図16:       デスクトップ'A'  (図 17:ス クリプト'B'のアイコン)

desktop_B.jpgicon_B_toA.jpg
図18:      デスクトップ 'B'   (図 19:スクリプト'A'のアイコン)

各 々のデスクトップ右下部に切替用 のスクリプトのアイコンを配置
した状態 (各右下はアイコン部分の拡大図
(図17/19)。ア イコンの名前(テキスト)は変更してあります)

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fluxbox での運用

見た ままのデスクトップをシェルスクリプト化する、でスクリプトを
~/bin/RoxDesk/ 以下に[保存]、[別名で保存]、[開く]を実行した時、同スク
リプトは、
    "default_desktop"
という名前で、デフォルト・デスクトップとして、専用ディレクトリ
(~/.config/RoxDesk)にも、同時に登録(保存)されています。

つまり、Rox Desk で最 後に保存・呼び出しされたスクリプトは、ログアウ
ト後、再起動後にも、~/.config/RoxDesk/default_desktop として呼び
出すことが出来ます。

又、[適用]、

RoxDesk-Apply.jpg

を実行した時は、上記 ~/.config/RoxDesk/default_desktop が、
~/.config/RoxDesk/standerd_desktop という名前で、標準デスクトップ
として、明示的に登録されます。

   
~/.config/RoxDesk/default_desktop  随時自動に登録

~/.config/RoxDesk/standerd_desktop  明示的に登録

これらのスクリプトを、ウィンドウマネージャのスタートアップスクリプトか
ら呼び出すことで、Rox Desk での設定が、ウィンドウマネージャでの初期設
定やメニューとして利用可能になります。

    以 下は fluxbox における運用例です。

startup ファイルから呼び出す (~/fluxbox/startup)

~/.fluxbox/startup の中で、

    exec /usr/bin/fluxbox

を実行している行より前に、

    /home/hoge/.config/RoxDesk/standard_desktop &

と、書いておけば、fluxbox 起動(ログイン)時には常にこのスクリプトが呼
び出され、"Rox Desk" により最後に設定された標準デスクトップを再現す
る事が出来ます。

再起動時に呼び出す (~/fluxbox/init)

同様に ~/.fluxbox/init の rootCommand: から呼び出すこともできます。

この場合は、ログイン時の他、fluxbox メニューからの再起動時にも、標準
デスクトップが呼び出されます。

fluxbox メニューから呼び出す。(~/fluxbox/menu)

メニューから呼び出すようにするには、いくつかの方法が有ります。

まず、以下のような簡単なスクリプトを作っておいてください。

    ※ここでは、default_desktopの方を使ってみますが、standard_desktop
    を使われる場合は読み替えてください。


    $ cat ~/bin/rox_desk

     
#!/bin/sh
exec ~/.config/RoxDesk/default_desktop

このスクリプトは、上記のデフォルト・デスクトップを呼び出しています。


1)~/.fluxbox/usermenu を編集して、~/bin/rox_desk を呼び出すように書
  き加えます。

    ※1)は最も一般的(UNIX/Linux汎用)な方法です。

以下 2)、3) は Vine Linux での、より簡便な方法です。

2)~/.fluxbox/addapps に ~/bin/rox_desk を書き加えます。

    ~/.fluxbox/addapps での記述例
        ※サブメニュー"Desktop menu"の一項目として加える場合
     
SUBMENUNAME1="Desktop menu"
SUBMENU1="rox_desk"

    ※2)の場合は ~/bin に実行パスを通しておいてください。


1)、2) いずれかの方法の場合、
     
メニュー → Fluxboxメニュー →
    ツール → メニュー再作成
を実行する事で、fluxbox のメニューに反映されます。

3)~/bin/rox_desk を、ファイラー画面から ~/.fluxbox/UserMenu/ ディレ
クトリに、マウス中ボタンでドラッグ&ドロップし、リンクを作ります。

この後、
     
メニュー → Fluxboxメニュー →
    Vineツール → 全メニュー再作成
を実行してください。

他のウィンドウマネージャにおいても工夫次第で、それぞれの作法に従い、
同様の事が行えるでしょう。

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