マルチユーザシステムでは、ユーザ認証の過程が必要です。システムが起動する と、ユーザ名とパスワードを入力するよう画面に表示されます。ユーザの認証を 行うことをログインすると言います。
UNIXではコンソール画面と言われる、基本的に文字しか表示できない画面と、 X Window System を利用したグラフィカルなウィンドウ画面があります。Vine Linuxをインストールするときに、「X 設定のカスタマイズ」で、 「ログインの種類を選択してください」に「グラフィカル」と答えていると、 ウィンドウ画面が現れます。「テキスト」と答えていると、コンソール画面になります。
コンソール画面の場合、起動プロセスが完了した後、 login: と表示されます。
ここにはユーザ名を入力してEnterキーを押してください。
次に Password: と現れますので、そのユーザのパスワードを入力します。
この際、入力した文字は全く表示されないので注意して入力してください。
パスワードを入力できたらEnterキーを押してください。
まだ、ユーザ登録をしていない場合は、ユーザ名に rootと入力し、
インストール時に設定したパスワードを入力します。
login:のところで、ユーザ名を入力します
Password:のところで、パスワードを入力します
ログインすると、プロンプト[1]が表示されているはずです。実は、通常のコンソールでは日本語の表示はできません。日本語を表示させたい場合は、フレームバッファという仕組みを利用する必要があります。
詳しくは、kernel-doc パッケージをインストールし、 /usr/share/doc/kernel-doc-*/fb/ の各ドキュメントを参照してください。なお、ビデオカードによってはうまくフレームバッファコンソールが動かない場合もありますので御了承ください。
例 1.3. VESAフレームバッファを利用する場合
項1.1.2. 「デフォルトのカーネルオプションを変更するには」を参照し、画面の解像度などに応じて、以下のようなカーネルオプションを指定してください。
vga=0x301 (640x480x8bpp) vga=0x303 (800x600x8bpp) vga=0x317 (1024x768x16bpp)
例 1.4. VGA16/i810フレームバッファ
VESAフレームバッファに対応していないi81xなどの場合は、起動後にroot権限で以下のようにしてモジュールを読み込ませることで日本語が表示できるようになります。
# modprobe vga16fb
# modprobe i810fb
使い終ったときはログアウトという過程が必要です。 まず、書きかけのプログラムや文章はきちんと保存しておきましょう。 また、実行中のアプリケーションもきちんと終了させましょう。ここまでできたらログアウトします。
ログアウトするには、exitやlogoutというコマンドを実行してください。
Emacs であれば、とくに何もせずに、'C-\' (Ctrl-\) で日本語入力のOn/Offの切替えになり、日本語入力ができます。GUI環境での使用とほぼ同じ操作方法なので、3.1. テキストエディタ(emacs,xemacs)を参照してください。
VinePlus にある uim-fep と uim-anthy をインストールすることで、 フレームバッファコンソールでも日本語を入力することができるようになります。
ただし、uimの設定ファイルを作成するためのツール(uim-pref-gtkやuim-pref-qt)は、GUI環境を必要とします。
[1] 「#」で表示されているのはコマンド(命令)の入力を促すプロンプトです。通常、rootユーザの時は「#」ですが一般ユーザのときは「$」と表示されます。「#」や「$」の前にいろいろ表示されますが、本書の実行例では単に「#」や「$」と表記します。