Vine Linuxで提供されている統合デスクトップ環境GNOMEやKDEは,パネルやアイコン,ツールバーなどのデスクトップ(画面)全体の環境を提供します.これらの統合デスクトップ環境では,さまざまなユーザアプリケーションをマウス操作だけで起動できるようになっています.また,これらの操作も統一化されています.
[注] KDEはVine Plusで提供されていますので,別途インストールする必要があります.
GNOMEやKDEで提供されているパネルや各種アプリケーションは,それぞれWindow Makerなどのウィンドウマネージャ上でも利用できます.しかし,これらのアプリケーションはデスクトップ環境で利用すると,相互に連動させること(ドラッグ・アンド・ドロップ)ができ,より使いやすく工夫されています.
統合デスクトップ環境GNOMEやKDEを使うには,ディスプレイマネージャ wdmのログイン画面で「デスクトップ」から選択します.「デスクトップ」ボタンをクリックするとメニューが現れますので,Window Maker,GNOME,KDEからお好きなものを選択し,ログインして下さい.
コンソールでログインしてからウィンドウマネージャやデスクトップ環境を起動する場合は,setwmコマンドでWindow Maker,GNOME,KDEなどを選択し,startxコマンドで起動します.
$ setwm kde <- KDEを選択した場合
$ startx
GNOMEとは GNU Network Object Model Environmentの略で,「グ・ノーム」と読みます.GNOMEには付属のウィンドウマネージャはありませんが,Vine LinuxのGNOME環境ではウィンドウマネージャにenlightenmentを採用しています.他のウィンドウマネージャ(Window Makerなど)も設定できます.GNOMEは開発中であり,今後も仕様の変更等があるでしょう.GNOMEに関する情報は「日本 GNOME ユーザー会 ( http://www.gnome.gr.jp/)」を御覧下さい.
GNOME関連のパッケージをインストールしていない場合は,以下のパッケージをインストールしてください.CD-ROMを入れ,rootユーザで以下を実行してください.
# mount /mnt/cdrom
# apt-get install task-gnome
ログインするとGnome Hintsが起動し,簡単なチュートリアルを見ることができます.はじめて利用する方は一通り目を通して,使い方を練習すると良いでしょう.
図 GNOMEデスクトップ環境を起動すると下にパネルが現れます.パネルを使うことによって,さまざまなアプリケーションを実行したり,デスクトップを切り替えたりできます.
GNOMEデスクトップ環境を起動すると上にメニューバーが現れます.基本操作はパネルと同じです.
GNOMEのファイルマネージャ(gmc)を起動すると、左側にツリー上にディレクトリを表示し,右側に選択されているディレクトリにあるファイルの一覧をアイコンで表示します.アイコン上で右ボタンを押すと,アイコン操作メニューが表示されます.不要なファイルは「削除」で消すことができます.
GNOMEファイルマネージャ(gmc)を一度でも起動したことがあると,デスクトップの左側にアイコンが並びます.これらのアイコンはファイルマ ネージャのアイコンと同様に操作することができます.よく使うアプリケーションをファイルマネージャからドラッグして,デスクトップへコピー/移動させることができます.
マウスのボタンを押すとメニューが表示されます.中ボタンを押すと,パネルのメニューと同様のメニューが表示されます.右ボタンを押すと,ファイルマネージャのメニューが表示されます.
アプリケーションのタイトルバーには,ウィンドウ操作の機能がアイコンで置かれています.マウスポインタをタイトルバーに合わせたり,アイコンに合わせると簡単な使い方が表示されます.押すボタンによって機能が異なります.
KDEは独自のウィンドウマネージャ(kwm)やファイルマネージャ(kfm),パネル(kpanel) ,設定システムなどを備えたデスクトップ環境です.KDEは開発中であり,今後も仕様の変更等があるでしょう.また,一部のアプリケーションはまだ日本語に対応していません.KDEに関する詳細は「Japan KDE Uses Group( http://www.kde.gr.jp/)」のページを御覧下さい.
KDEはVine Plusで提供されています.KDE関連のパッケージをインストールしていない場合は,以下のようにしてパッケージをインストールしてください.rootユーザで以下を実行します.
# apt-get install task-kde
KDEデスクトップ環境を起動すると下の方にパネルが現れます.パネルには以下の機能があります.
パネルの左側にある「K」のアイコンをクリックすると KDEのメニューが現れます.さまざまアプリケーションを起動したり,KDEコントロールセンターやKDEヘルプ,ゴミ箱,ディスクナビゲータ,パネルなどの設定ツールを起動できます.メニューの項目はインストールしたパッケージにより多少異なります.
KDEからログアウトするには,「ぶどう」のマークをクリックし,メニューから「ログアウト」を選択してください.または,ルートウィンドウでマウスの右ボタンを押し,メニューから「ログアウト」を選択してください.
デスクトップの上側にタスクバーが表示されています.アプリケーションを起動すると,タスクバーにも表示されます.各項目をクリックすると,対応するアプリケーションのウィンドウをアクティブにします(前面へ出します).さらに,クリックすると,ウィンドウを閉じ最小化します.最小化されたウィンドウはタスクバーをクリックすると元に戻ります.
アイコンでファイルやディレクトリを表示しているツールはファイルマネージャkfmです.kfmは高機能で以下のことができます.
デスクトップの左側にアイコンが並んでいます.これらのアイコンはファイルマネージャのアイコンと同様に操作することができます.良く使うアプリケーションをファイルマネージャからドラッグして,デスクトップへコピー/移動させることができます.
不要になったファイルのアイコンをドラッグして,「ごみ箱」のアイコンに重ねてドロップする(アイコンを離す)と,そのファイルをごみ箱に入れることができます.このときにはまだファイルは削除されません.本当に削除して良ければ,マウスの右ボタンを押し「ゴミ箱を空に」を選択すると,そのファイルは削除されます.「ごみ箱」アイコンをクリックすると,ゴミ箱に入っているファイルの一覧が表示されますので,誤って捨ててしまったファイルを再び戻すことができます.
タイトルバーにはウィンドウ操作に関するアイコンが置かれています.