Vine Linux

Vine Linux とは?

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$Id: whatsvinelinux.html,v 1.4 2003/10/08 13:05:53 yasumichi Exp $

Vine Linuxは、使いやすい日本語環境を提供するLinux配布パッケージ (ディストリビューション)です。インストールの直後から快適な日本 語環境で作業ができるように、さまざまな配慮を行っております。

製品版である「Vine Linux 2.6CR」は、Vine Linux 2.6 に対して、かな漢 字変換システムにWnn7を標準IMとして採用し、商用フォント(リコー和文5書体) や各種拡張機能などを付加した、PC/AT互換機またはPowerPC Macintosh用の商 用版パッケージです。

Vine Linux 2.6 の特徴

●標準的ディストリビューションとの互換性
RPMベースの標準的なディストリビューションを基本として、Debian を含む 様々なディストリビューションを参考にして独自に開発されています。 他のディストリビューションでの基本ライブラリなどとの互換性を踏まえた 上で開発されています。
●かな漢字変換システム
標準のかな漢字変換システムには、軽さ、変換速度などのバランスがよい Wnn7(ftp版はFreeWnn)とCanna(かんな)を標準IMとして採用しています。ディ スプレイマネージャ wdm を使用している時には、ログイン時に選択するこ とができ、コンソール上で切替えコマンド setime を用いて選択するこ ともできます。
●日本語フォントの整備
Vine Linux 2.6 CRでは、X用日本語スケーラブルフォントとして、リコーに よる和文5書体を採用しています.X 用固定幅フォントとしては、 10,12,14,16,20,24 ドットの日本語フォントを用意 し、それらすべてに対 してbold 体とitalic体を作成・収録しています. これらのフォントは teTeX(pTeX3)や Tgif、Gimp、Mozillaなどの日本語対応アプリケーションで 活用することができます.
●日本語アプリケーションソフトウェアの収録
本製品には、これまでのProject Vineのメンバーによる開発で蓄積してきた 技術および資産をもとに、多くの日本語アプリケーションソフトウェアが Vine Linuxに収録されています.したがってインストール後、ただちに快適 な日本語環境下で使用することが可能です.Netscape6のベースになってい るウェブブラウザ、Mozilla(もじら)もすぐに利用できます。
標準のウィンドウマネージャには, GNOME環境では Sawfish、GNOME を使わな い場合には日本語対応のWindowMakerを用意しました。 WindowMaker では 初期状態のDockやメニューには、後述のアプリケーションソフトウェ アがすでに設定済みですから、主要なものはマウス操作だけで起動可能です。
●Window MakerとGNOMEを標準装備
標準のウィンドウマネージャには, 日本語対応のWindow Maker を採用して います。初期状態のDockやメニューには、後述のアプリケーションソフトウェ アがすでに設定済みですから、主要なものはマウス操作だけで起動可能です。
また、GUIベースのデスクトップ環境として最近人気の高い GNOME も収録し ています。GNOME の標準ウィンドウマネージャとしてはsawfishを採用して います。動作が軽快で、非常に柔軟にカスタマイズを行うことができます。 もちろんハードディスクやCPU、メモリなどに余裕がない場合は、GNOMEは インストールしなくても十分 に活用できる構成になっています。 なお、KDEは Vine Linux 2.5 以降では本体には収録されていませんが、 オプショナルパッケージ集 VinePlus から、導入することができます。
●日本語カタログの整備
さまざまな主要コマンド(cp、mv、top、df、ps、ping…他多数)には日本 語カタログを用意しました。これにより、各種メッセージなどが環境変数に 応じて日本語や英語で表示されます。
●日本語文書/日本語マニュアルの整備
本マニュアルのほか、オンラインマニュアルとしてJFプロジェクトによる日 本語Linux文書とJMプロジェクト、X Japanese Documentationプロジェクト による日本語マニュアルを収録しました。
これらの文書およびマニュアルの参照をより簡単にするために、全文検索エ ンジンとして定評のあるnamazuを収録しており、簡単にキーワード検索を行 うことができます。検索には、namazu の Tcl/Tkフロントエンド tknamazu や、Mozilla を用いることができます。
●XFree86-4.2.1
XFree86は、安定してきたXFree86-4.2.1にいくつかのディスプレイドライバ を 4.3.0からバックポートして採用しています。 さらにProject Vineでは独自情 報を収集/追加し、国内で普及している多くのビデオカードで自動検出/設 定が行えます。ATI RadeonやNVIDIA GeForce DDR, Intel i810、NeoMagicチッ プ搭載マシンでも、自動設定ですぐXを使えます。さらに、X-TT (X True Type)の採用により、XからTrueTypeフォントを直ちに利用できます。
●kernel-2.4.20/2.2.20
カーネルとして、最新の安定版2.4.20と、ひとつ前の安定版2.2.20を収録し ています。これにより、kernel-2.4の新機能(ACPI対応、ext3ファイルシス テムなど)を利用できます。
●USB対応
USBマネージャ usbmgr および murasaki を収録しました。usbmgr により 一部の USB 機器を、murasaki により USB, ieee1394, PCI, cardbus など の機器を、プラグ プレイで接続できるようになりました。
USBマウス、Logitec LFD-31U/M, Panasonic Let's note (CF-VFDU03) など のUSBフロッピーディスクドライブ、EPSON PM-770Cなどのプリンタが利用可 能です。
●ホイールマウス対応
よく使うkterm, Mozilla, rxvt, tknamazu, xanim 等でホイールマウスによ る画面スクロールに対応しています。
●国内のプリンタ対応
Vine Linuxでは、国内のメジャーなプリンタの多くに対応できるように、独 自情報を収集/作成したプリントフィルタを多数追加しており、printtool などで簡単に設定を行えます。
●サーバ環境
WWWサーバ(apache)、メールサーバ(postfix)、FTPサーバ、tenletサーバ、 sambaサーバとしてすぐに使えるようパッケージを収録しています。また、 セキュリティや使いやすさにも十分配慮し、メールサーバとFTPサーバはそ れぞれpostfixとproftpdに変更になりました。さらに、不正アクセスに利用 される危険性が高いサービスなどはデフォルトでは立ち上がらないように設 定してあります。
●動作プラットフォーム
Vine Linux は,以下のアーキテクチャで動作します。
PC/AT互換機(いわゆるDOS/Vマシン)推奨使用環境
  • CPU:Pentium 以上 (推奨 PentiumII以上)
  • メモリ:64Mバイト以上 (推奨 256Mバイト以上)
  • HDD: 700Mバイト以上(フルインストール時1.7Gバイト以上)
  • CD-ROM:ATAPI/SCSI
  • キーボード: PS/2 (101、106およびこれらに互換性があるもの)
  • マウス:PS/2、シリアル、USBマウス注
  • ビデオカード:ATI Radeon, Radeon7xxx, 8xxx, 9000, GeForce2,3 Millenium G400, i81x, i830, i845, SiS など(詳細は XFree86 WWWページを参照)
  • SCSIカード:Adaptec 29x0/39x0, Symbios53c8xxなど

注: USB マウスはインストール時には使用できません。

旧バージョンからの変更点

Vine Linux 2.5 から 2.6への変更点

2.6は、2.5で見つかっている不具合を改善し、いくつかのセキュリティーフィックス を施したものです。最新に追従したパッケージもいくつかあります!#

■主なセキュリティーフィックス
sudo, imap, bzip2, fetchmail, tcpdump, Apache, OpenSSH, mod_ssl, squid, openssl, libpng, util-linux, XFree86 など。
■主な不具合の解消
  • XFree86-4.2の不具合対処
  • ATOKX対応
  • システム起動直後の印刷不可能問題対処
  • mkbootdiskの不具合対処
  • kernel-2.4のsndconfig対応
  • Mozillaの脆弱性対処
■その他主要なソフトウェアのバージョン更新
  • XFree86-4.2.1 + CVS driver
  • kernel-2.4.19
  • mozilla-1.1
  • tgif-4.1.42
  • openssh-3.4p1
  • postgresql-7.2.3
  • sylpheed-0.8.5
  • apache-1.3.27

Vine Linux 2.1 から 2.5への変更点

■カーネル関係
標準カーネルのバージョンが2.4.18になりました。2.2.20も収録しています。
■ライブラリ関係
  • XFree86-4.2.0を収録しました
  • glibc-2.2.4を収録しました
■各種ツール関係
  • Netscape Communicator 4 に代わり、Netscape 6のベースになっている ウェブブラウザMozillaを採用しました
■その他主要ソフトウェアのバージョン
  • glibc-2.2.4
  • XFree86-4.2.0 / XFree86-3.3.6 サーバ群
  • mozilla-0.9.9
  • gimp-1.2.3
  • tgif-4.1.41
  • WindowMaker-0.80.0
  • gtk+-1.2.10
  • gnome-libs-1.4.1.2
  • sawfish-1.0.1
  • openssh-3.0.2p1
  • postgresql-7.2
  • samba-2.0.10 + ja1.2
  • emacs-20.7
  • sylpheed-0.7.4

Vine Linux 2.0 から 2.1 への変更点

Vine Linux 2.0から2.1へは多くの改良が施されています。 以下の点にご注意の上御使用下さい。
  • 標準日本語ロケール名(LANG)
    標準日本語ロケール名 LANG は、LANG=ja_JP.ujis から ja_JP.eucJP に 移行しました。これは、Linux Japanese Locale Working Group による 日本語ロケールに関する指針に従った変更です。
  • lynx -> w3m
    コンソール上で使えるブラウザとして、lynx のかわって、軽快に動作する w3m を収録しました。
  • ncftp → lftp
    ftp クライアントとして、ncftp のかわりに lftp を装備しました。 ncftp とほぼ同じ使用方法で、シェルコマンド実行やバックグラウンド処 理、ジョブコントロール等ができます。
  • wu-ftpd → proftpd
    ftp サーバとして、proftpd を導入しました。wu-ftpd に比べ高機能で、 また、wu-ftpd のように外部プログラムの実行を行わない等、よりセキュ リティの高い構成になっています。設定ファイルはApache と似た形式に なっています. anonymous FTP サーバやマルチバーチャル FTP サーバの設 定を容易に行えます。
  • sendmail → postfix
    メールサーバには セキュリティと配信速度に定評のあるpostfix を採用しました。sendmail 互換なので、sendmail からの移行も容易です。 GUIによる postfix の設定には、VinePlus 収録の webmin も使うこともで きます。

    sendmail をお好みの方には、 VinePlus に収録しておりますので、そちら をどうぞ。

  • enlightenment → sawfish
    GNOME の標準ウィンドウマネージャとしては sawfish を採用しました。 動作が軽快で、非常に柔軟にカスタマイズを行うことができます。
  • vmail → sylpheed
    Vine Linux 誕生時には、使いやすいGUIメールクライアントが無かったた め、Project Vine により開発・導入されましたが, その後さまざまなGUI メーラが開発がすすんできました。そこで、Vine Linux の標準 GUIメー ラとしては、高機能で使いやすい sylpheed に席を譲ることになりました。
  • namazu → namazu2
    検索エンジン namazu はバージョン2を導入しました。 namazu バージョン1に比べ、インデックス作成スピードがぐっと速くなり、 インデックスの大きさも小さくなります。また対応文書も Word, PDF, TeX とさまざまな文書を扱えるようになります。

    ただし、namazu バージョン1とのインデックスの互換性が無いので、 これまで namazu で作成されたインデックスは作り直す必要があります。

その他の情報