3.2. 事前準備

■フロッピーディスクの用意

CD-ROMから起動できない場合は、インストール時にLinuxを起動するための「ブートディスク」を作成します。また、インストール後にシステムを起動するための「起動ディスク」を作成しますので、予めフロッピーディスクを2枚ご用意下さい。

Vine Linux 2.6CR版には「ブートディスク」が添付されていますので、「起動ディスク」用フロッピーディスクを1枚ご用意下さい。 [1]

■事前に調べておくこと

インストールを行う前にいくつか準備が必要になります。まず各ハードウェアの型番などを控えておいて下さい。

  • ビデオカード(メーカ名やチップ名)

  • モニタの垂直/水平周波数

  • ネットワークカード

  • SCSIカード

  • サウンドカード

  • その他のハードウェア

PCIやPCMCIAなどの多くデバイスは自動で認識されますので、実際には入力する必要はありません。自動認識されなかった場合に情報として必要になります。Windowsがインストールされている場合では、デバイスマネージャで各デバイスのプロパティを見ればわかるでしょう。どうしてもインストールがうまくいかない場合には、一旦ビデオカードとモニタ以外のハードウェアを取り外してから行ってみて下さい。

■パーティションについて

Vine Linuxをインストールするには、ハードディスクに、新たにパーティションを作成するための空き領域が必要です。WindowsがプリインストールされたPCを購入した場合は、ハードディスクのすべての領域をWindowsが使う設定になっていることがほとんどです。この場合は、以下のいずれかの方法で空き領域を確保して下さい。

  • Linux用に空き領域を残してWindowsを再インストールする

  • Windowsパーティションの未使用部分を空き領域にするツールを利用する

    このツールには、dosutilsディレクトリ内のFIPS.EXEや、パーティションマジック(Partition Magick)などの市販の製品が利用できます。これらのツールを使用する際には、まず一時的に仮想記憶を使わないよにした上でデフラグを行って下さい。ただし、FIPS.EXE では 8Gバイトを越える部分のパーティション操作は行なえません。

  • 新規にディスクを増設する

1.の方法は既存の環境を初期化することになりますので、必ず必要なデータをバックアップしてから行って下さい。また、2.の方法の場合も絶対に安全とは言えませんので、必要なデータのバックアップを行って下さい。

必要な空き領域のサイズは、最小構成で約600Mバイト以上(フルインストール時に約 1.7Gバイト以上)です。この他にスワップ領域とユーザ領域が必要となります。Kernel 2.4 ではスワップ領域はメモリの2倍程度を目安にして下さい。

Noteハードディスクのパーティションと空き領域
 

ほとんどのマシンにはWindowsがプリインストールされているため、パーティションを意識することはないでしょう。新品のハードディスクを使う場合、まず論理的にいくつかに分割し、その分割したものをどのOSで使用するかを設定しなければなりません。この分割した部分を「パーティション」といいます。そして、パーティションに割り当てられていない部分を「空き領域」などといいます。Linuxをはじめてインストールする場合、空き領域にLinuxが使用するパーティションを作成する必要があるのです。この説明については、WindowsのFDISK.EXEコマンドなども参考になるでしょう。

Notes

[1]

本マニュアルでは、以下の様に2つのディスクを区別します。

  • 「ブートディスク」:インストール時にLinuxを起動するために使用するディスクです。

  • 「起動ディスク」:システムをFDDから起動するためのディスクです。このディスクはHDDからLinuxを起動できなくなったときに復旧する場合にも使用できます。