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5. Xアプリケーションでの日本語入力

Xアプリケーションで日本語を入力するには日本語入力サーバkinput2を用います.Vine Linuxでは標準でkinput2が起動されますので,Xアプリケーション上でShift+Spaceを押すことによって日本語入力がすぐにできます[注].

[注]一部のXアプリケーションは日本語入力に対応していません.

ターミナル kterm や他の X アプリケーションでは, Shift+スペースキー で日本語入力/変換機能を使用できます(もちろん日本語に対応しているアプリケーションのみですが).ただし,エディタ emacs上では Ctrl+¥またはCtrl+\で切 替えになります.

5.1 かな漢字サーバの変更

ディスプレイマネージャ wdmをお使いの場合には,かな漢字サーバはログイン画面のメニューから選び,kinput2 やエディタ emacs/xemacs での漢字変換システムを切替えることができます.Vine Linux 2.6 では,かな漢字サーバとして FreeWnn と Canna (かんな)を選択できます.Vine Linux 2.6CR では Wnn7 と Canna です[注].

[注] Wnn7 がインストールされているシステムを「アップグレードインストール」すると,FreeWnn もインストールされてしまいます.root 権限で「/sbin/chkconfig --del FreeWnn」として FreeWnn の起動を無効にしてください.

ディスプレイマネージャをお使いではない場合には,コンソールでsetime(Set IME)コマンドを使ってかな漢字変換システムを切替えます.setimeはVine Linux独自のコマンドです.

現在選択されている漢字変換システムは以下を実行すると表示されます.

$ setime status
利用するかな漢字サーバをCannaに変更したい場合には次のようにします. なお,かな漢字サーバの変更後にはX Window System を再起動するようにしてください.
$ setime canna
同様に Wnn7もしくはFreeWnnを使いたいときには以下を実行します.(FreeWnnとWnn7はインストールされているほうが自動選択されます).
$ setime wnn
単にsetimeと入力すると使い方が表示されます.

5.2 日本語の入力

X Window System上で動作する,日本語に対応しているアプリケーションでは(kterm,mozilla,gimp,tgif,tknamazuなど),Shift+スペースキー をタイプすると日本語入力サーバ kinput2 が起動し,日本語入力モードになります.(ただし,Emacs上ではCtrl+\で切替えになります.)

■ Wnn7

Vine Linux 2.6CRの標準日本語入力 / 変換システムは Wnn7です.最低限,以下のキーバインドを覚えておけば大丈夫でしょう.分かりにくい場合は画面右下の Wnn7 設定パレットから、キーバインドをお好みのもの(たとえばATOK風など)に変更しましょう。

変換       Ctrl-w            | 文節伸      Ctrl+o
中止       Ctrl+g            | 文節縮      Ctrl+i
確定       Enter             | 前候補      Ctrl+p
前         Ctrl+f            | 次候補      Ctrl+n
後         Ctrl+b            | 単語他      F1
                             | 半角英数字  q

半角カナを入力するには,F3キーを押します.

emacs上では関数を呼び出すことによって,単語登録や記号,部首入力などを行うことができます.これらを止めるには Ctrl+gを押します[注].

M-x toroku-region      範囲(リージョン; region)指定し,単語を登録する
M-x busyu-input        部首入力
[注]「M-x」は「[Alt]+[X]」もしくは「[ESC]を押したあとに[X]」の意味.
ここで,単語の先頭の文字の上でShift+スペースキーを押してマークセット(Mark set)し,単語の最後の文字の次にカーソルを移動します.このマークとカーソルの間がリージョン(region)です.

記号を入力するには,"@"に続いて記号の読みを入力します.

@てん                ・
@てんてん            …
@やじるし            →←↓↑
@かっこ             ()〔〕[]{}〈〉《》【】
@まる                ○●◎
@しかく              □■
@さんかく            △▲▽▼
@ひしがた            ◇◆
@おす                ♂
@めす                ♀
@あんど              &∧
@おあ                ∨
@のっと              ¬
@ゆえに              ∴
@ぷらまい            ±
@いこーる            =
@だいなり            >
@しょうなり          <
@だいなりいこーる    ≧
@しょうなりいこーる  ≦
@のっといこーる      ≠
@にありいこーる      ≒
@ひれい              ∝
@ある                ∃
@すべて              ∀
@ゆうびん            〒
@ころん              :;
@くりかえし          ヽヾゝゞ々
@しめ                〆
@えん                ¥
@どる                $
@せんと              ¢
@あるふぁ            Αα
@べーた              Ββ
...                  ...
@ぜーた              Ζζ

■ Canna (かんな)

Canna (かんな)のキーバインドは以下のようになっています.

変換      スペース          | 文節伸      Ctrl+o
中止      Ctrl+g            | 文節縮      Ctrl+i
確定      Enter             | 前候補      Ctrl+p
前        Ctrl+f            | 次候補      Ctrl+n
後        Ctrl+b            | 入力/設定   F1

emacs上では関数を呼び出すことによって,単語登録や記号,部首入力などを行うことができます.これらを止めるには Ctrl+gを押します.

M-x canna-touroku-region      範囲(リージョン; region)指定し,単語を登録する
M-x canna-kigou-mode          記号入力
M-x canna-bushu-mode          部首入力

ここで,単語の先頭の文字の上でShift+スペースキーを押してマークセット(Mark set)し,単語の最後の文字の次にカーソルを移動します.このマークとカーソルの間がリージョン(region)です.


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