Vine Linux

Vine Linux とは?

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$Id: whatsvinelinux.html,v 1.19 2002/05/13 17:44:26 daisuke Exp $

Vine Linuxは,使いやすい日本語環境を提供するLinux配布パッケージ (ディストリビューション)です.インストールの直後から快適な日本 語環境で作業ができるように,さまざまな配慮を行っております.

本製品「Vine Linux 2.5 Commercial Release」(以下,Vine Linux 2.5CR) は,かな漢字変換システムにWnn7を標準IMとして採用し,商用フォント (リコー和文5書体)や各種拡張機能などを付加した,PC/AT互換機または PowerPC Macintosh用の商用版パッケージです.

Vine Linux 2.5 の特徴

●RedHat Linux ベース
海外で最も広く利用されていると言われているRedHat Linuxがベースになっ ています.海外の商用アプリケーションはRedHat Linuxを前提に開発されて いることが多く,その多くをそのまま利用することができます.また, RedHat Linuxの大きな利点のひとつである完全なパッケージ管理を踏襲して います.基本的なベースはRedHat Linux 6.2ですが,ライブラリなどは RedHat Linux 7.2 とほぼ同等の構成になっています.
●かな漢字変換システム
標準のかな漢字変換システムには,軽さ,変換速度などのバランスがよい Wnn7(ftp版はFreeWnn)とCanna(かんな)を標準IMとして採用しています.ディ スプレイマネージャ wdm を使用している時には,ログイン時に選択するこ とができます.コンソール上で切替えコマンド setime を用いて選択するこ ともできます.
●日本語フォントの整備
Vine Linux 2.5 CRでは,X用日本語スケーラブルフォントとして,リコーに よる和文5書体を採用しています.X 用固定幅フォントとしては, 10,12,14,16,20,24 ドットの日本語フォントを用意 し,それらすべてに対 してbold 体とitalic体を作成・収録しています. これらのフォントは teTeX(pTeX3)や Tgif,Gimp,Mozillaなどの日本語対応アプリケーションで 活用することができます.
●日本語アプリケーションソフトウェアの収録
本製品には,これまでのProject Vineのメンバーによる開発で蓄積してきた 技術および資産をもとに,多くの日本語アプリケーションソフトウェアが Vine Linuxに収録されています.したがってインストール後,ただちに快適 な日本語環境下で使用することが可能です.Netscape6のベースになってい るウェブブラウザ,Mozilla(もじら)もすぐに利用できます.
標準のウィンドウマネージャには, 日本語対応のWindow Maker を用意しま した.初期状態のDockやメニューには,後述のアプリケーションソフトウェ アがすでに設定済みですから,主要なものはマウス操作だけで起動可能です.
●Window MakerとGNOMEを標準装備
標準のウィンドウマネージャには, 日本語対応のWindow Maker を採用して います.初期状態のDockやメニューには,後述のアプリケーションソフトウェ アがすでに設定済みですから,主要なものはマウス操作だけで起動可能です.
また,GUIベースのデスクトップ環境として最近人気の高い GNOME も収録し ています.GNOME の標準ウィンドウマネージャとしてはsawfishを採用して います.動作が軽快で,非常に柔軟にカスタマイズを行うことができます. ハードディスクに余裕がない場合は,GNOMEはインストールしなくても十分 に活用できる構成になっています.
Vine Linux 2.0 で収録されていた KDEは,Vine Linux 2.5本体には収録さ れていませんが,オプショナルパッケージ集 VinePlus から,導入すること ができます.
●日本語カタログの整備
さまざまな主要コマンド(cp,mv,top,df,ps,ping…他多数)には日本 語カタログを用意しました.これにより,各種メッセージなどが環境変数に 応じて日本語や英語で表示されます.
●日本語文書/日本語マニュアルの整備
本マニュアルのほか,オンラインマニュアルとしてJFプロジェクトによる日 本語Linux文書とJMプロジェクト,X Japanese Documentationプロジェクト による日本語マニュアルを収録しました.
これらの文書およびマニュアルの参照をより簡単にするために,全文検索エ ンジンとして定評のあるnamazuを収録しており,簡単にキーワード検索を行 うことができます.検索には,namazu の Tcl/Tkフロントエンド tknamazu や,Mozilla を用いることができます.
●XFree86-4.2.0
XFree86は,安定してきたXFree86-4.2.0を採用し,さらに互換性のため XFree-3.3.6のサーバ群も収録しています.さらにProject Vineでは独自情 報を収集/追加し,国内で普及している多くのビデオカードで自動検出/設 定が行えます.ATI RadeonやNVIDIA GeForce DDR, Intel i810,NeoMagicチッ プ搭載マシンでも,自動設定ですぐXを使えます.さらに,X-TT (X True Type)の採用により,XからTrueTypeフォントを直ちに利用できます.
●kernel-2.4.18/2.2.20
カーネルとして,最新の安定版2.4.18と,ひとつ前の安定版2.2.20を収録し ています.これにより,kernel-2.4の新機能(ACPI対応,ext3ファイルシス テムなど)を利用できます.
●USB対応
USBマネージャ usbmgr および murasaki を収録しました.usbmgr により 一部の USB 機器を、murasaki により USB, ieee1394, PCI, cardbus など の機器を、プラグ プレイで接続できるようになりました.
USBマウス,Logitec LFD-31U/M, Panasonic Let's note (CF-VFDU03) など のUSBフロッピーディスクドライブ,EPSON PM-770Cなどのプリンタが利用可 能です.
●ホイールマウス対応
よく使うkterm, Mozilla, rxvt, tknamazu, xanim 等でホイールマウスによ る画面スクロールに対応しています.
●国内のプリンタ対応
Vine Linuxでは,国内のメジャーなプリンタの多くに対応できるように,独 自情報を収集/作成したプリントフィルタを多数追加しており,printtool などで簡単に設定を行えます.
●サーバ環境
WWWサーバ(apache),メールサーバ(postfix),FTPサーバ,tenletサーバ, sambaサーバとしてすぐに使えるようパッケージを収録しています.また, セキュリティや使いやすさにも十分配慮し,メールサーバとFTPサーバはそ れぞれpostfixとproftpdに変更になりました.さらに,不正アクセスに利用 される危険性が高いサービスなどはデフォルトでは立ち上がらないように設 定してあります.
●動作プラットフォーム
Vine Linux は,以下のアーキテクチャで動作します.
PC/AT互換機(いわゆるDOS/Vマシン)推奨使用環境
  • CPU:Pentium II以上
  • メモリ:32Mバイト以上 (推奨 64Mバイト以上)
  • HDD: 600Mバイト以上(フルインストール時1.2Gバイト以上)
  • CD-ROM:ATAPI/SCSI
  • キーボード: PS/2 (101,106およびこれらに互換性があるもの)
  • マウス:PS/2,シリアル,USBマウス注
  • ビデオカード:S3 ViRGEシリーズ,Riva TNT2,Millennium G400,GeForce DDRなど(詳細は XFree86 WWWページを参照)
  • SCSIカード:Adaptec 29x0/39x0, Symbios53c8xxなど

旧バージョンからの変更点

Vine Linux 2.1 から 2.5への変更点

■カーネル関係
標準カーネルのバージョンが2.4.18になりました.2.2.20も収録しています.
■ライブラリ関係
  • XFree86-4.2.0を収録しました
  • glibc-2.2.4を収録しました
■各種ツール関係
  • Netscape Communicator 4 に代わり,Netscape 6のベースになっている ウェブブラウザMozillaを採用しました
■その他主要ソフトウェアのバージョン
  • glibc-2.2.4
  • XFree86-4.2.0 / XFree86-3.3.6 サーバ群
  • mozilla-0.9.9
  • gimp-1.2.3
  • tgif-4.1.41
  • WindowMaker-0.80.0
  • gtk+-1.2.10
  • gnome-libs-1.4.1.2
  • sawfish-1.0.1
  • openssh-3.0.2p1
  • postgresql-7.2
  • samba-2.0.10 + ja1.2
  • emacs-20.7
  • sylpheed-0.7.4

Vine Linux 2.0 から 2.1 への変更点

Vine Linux 2.0から2.1へは多くの改良が施されています. 以下の点にご注意の上御使用下さい.
  • 標準日本語ロケール名(LANG)
    標準日本語ロケール名 LANG は、LANG=ja_JP.ujis から ja_JP.eucJP に 移行しました。これは、Linux Japanese Locale Working Group による 日本語ロケールに関する指針に従った変更です。
  • lynx -> w3m
    コンソール上で使えるブラウザとして、lynx のかわって、軽快に動作する w3m を収録しました。
  • ncftp → lftp
    ftp クライアントとして、ncftp のかわりに lftp を装備しました。 ncftp とほぼ同じ使用方法で、シェルコマンド実行やバックグラウンド処 理、ジョブコントロール等ができます。
  • wu-ftpd → proftpd
    ftp サーバとして、proftpd を導入しました。wu-ftpd に比べ高機能で、 また、wu-ftpd のように外部プログラムの実行を行わない等、よりセキュ リティの高い構成になっています。設定ファイルはApache と似た形式に なっています. anonymous FTP サーバやマルチバーチャル FTP サーバの設 定を容易に行えます。
  • sendmail → postfix
    メールサーバには セキュリティと配信速度に定評のあるpostfix を採用しました。sendmail 互換なので、sendmail からの移行も容易です。 GUIによる postfix の設定には、VinePlus 収録の webmin も使うこともで きます。

    sendmail をお好みの方には、 VinePlus に収録しておりますので、そちら をどうぞ。

  • enlightenment → sawfish
    GNOME の標準ウィンドウマネージャとしては sawfish を採用しました。 動作が軽快で、非常に柔軟にカスタマイズを行うことができます。
  • vmail → sylpheed
    Vine Linux 誕生時には、使いやすいGUIメールクライアントが無かったた め、Project Vine により開発・導入されましたが, その後さまざまなGUI メーラが開発がすすんできました。そこで、Vine Linux の標準 GUIメー ラとしては、高機能で使いやすい sylpheed に席を譲ることになりました。
  • namazu → namazu2
    検索エンジン namazu はバージョン2を導入しました。 namazu バージョン1に比べ、インデックス作成スピードがぐっと速くなり、 インデックスの大きさも小さくなります。また対応文書も Word, PDF, TeX とさまざまな文書を扱えるようになります。

    ただし、namazu バージョン1とのインデックスの互換性が無いので、 これまで namazu で作成されたインデックスは作り直す必要があります。

その他の情報