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2. メールソフト (Mew, Sylpheed, Mozilla)

Vine Linux では様々なユーザの好みに応えるため,いくつかのメールソフト(メーラ)を提供しています.UNIX で標準的に用意されている mail コマンドをはじめ,グラフィカルで使いやすい Sylpheed,ウェブブラウザと統合されている Mozilla Mail などがあります.ここでは,その中でも定評のある Mew と Sylpheed について簡単に紹介します.Mew は emacs/xemacs 上で使用できるメーラです.Sylpheed は GUI で簡単に操作できるメーラです.

ここでは,基本的な設定方法を操作を紹介します.いずれのメーラもここに書き切れない程の機能を備えていますので,マニュアルや WWW ページ等も参照して下さい.

設定を行う前に,次の事を確認して下さい.

2.1 Mew

Mew は emacs や xemacs 上で動作する人気の高いメーラです.Mew の詳細や FAQ は http://www.mew.org/ を参照して下さい.

■ 基本設定

Mew を使うには emacs/xemacs の設定が必要です.emacs/xemacs の設定ファイルは emacs をお使いの場合は/.emacs.el,xemacs をお使いの場合は/.xemacs.el になっています.標準的な設定は既になされていますので,必要な機能を有効にすれば終りです.

/.emacs.el または /.xemacs.el をエディタで開いて下さい.様々な設定が書かれていますが,下の方に「メールリーダ Mew」と書かれた部分があります.

mew-name, mew-user, mew-pop-user, mew-pop-server などを設定します.たとえば以下のようにします.

(setq mew-name "Taro Yamada")            ;; 山田太郎さんの場合
(setq mew-user "taro")                   ;; メールユーザ名
(setq mew-mail-domain "taro.jp")         ;; メールアドレスのドメイン名
(setq mew-pop-user "taro")               ;; POP ユーザ名
(setq mew-pop-server "pop.taro.jp")      ;; POP サーバ名
(setq mew-smtp-server "mail.taro.jp")    ;; メール送信サーバ名

設定ができたら,保存して,エディタを終了して下さい.

■ メールの読み書き

設定が終了したら mew を使ってみます.emacs または xemacs を起動し,M-x mewと入力します.メールを受信するにはiと押して下さい.画面が黒くなったらメール用のパスワードを入力します.すると到着したメールの一覧が表示されます.

読みたいメールにカーソルを合わせてスペースキーを押すと,その内容を読むことができます.長い文章の場合,次のページを表示させるのもスペースキーです.最後まで読み終えてスペースキーを押すと,次のメールが表示されます.

mew を一時閉じておくには q を押します.完全に終了する場合は Q を押します.

電子メールを出してみましょう.到着したメールの一覧が表示されているところでwを押すと,

        To: (相手のアドレスを書く)
        Subject: (題名を書く)
        From: (自分のメールアドレスが入っている)
        Fcc: +backup
        X-Mailer: Mew version 2.2 on Emacs 20.7 / Mule 4.1 (AOI)
        ----
        (ここから本文を書く)
と表示されます.

宛先(To:)にはメールを送る相手のアドレスを入力します.題目(Subject:)には内容を表す簡潔な題を入力します.本文は ----よりも下に書きます.ファイルをメールに挿入するには, C-x iと入力します.ここで,下のミニバッファに「Insert file:/」と現れますので,/の後にファイル名を入力します.

本文を書き終えたらメールを送信します.まず,C-c C-cと入力します. 下のミニバッファに確認メッセージが現れますが,単にyと入力します. こうするとメールが送信されます.

   メールを取り込む   i 
   メールを読む       スペース
   メールを書く       w
   メールを送る       C-c C-c
   ファイルの挿入     C-x i

2.2 Sylpheed

Vine Linux 2.1よりGUIで使いやすいメーラSylpheedが標準になりました.ウィンドウマネージャやデスクトップ環境からすぐに呼び出して使うことができます.Sylpheedの設定は起動後に行います.アイコンやメニューからSylpheedを選択するか,ターミナル上でsylpheedと入力し,起動して下さい.

$ sylpheed

■ 基本設定

起動したら,まずはじめにメールサーバやメールアドレスの設定を行います.アカウント設定がない場合(新規インストール時)には,メールボックスの場所設定と新規アカウントを促すダイアログボックスが表示されます.Sylpheedは,複数のPOP3, IMAP4サーバからメールを取り寄せられます.

「基本」のところで以下の項目を指定すれば,メールを送受信することができます.さらに細かい設定ができますので,「受信」「送信」などの項目も参照して下さい.

■ メールの読み書き

メールを受信するには,メニューバーの「メッセージ」で「新着メールの受信」選択します.この場合,右下にある「現在のアカウント」で示されたところのメールを受信します.複数のメールアドレスを設定している場合は,「全アカウントから受信」を選択します.メールが受信されると,メールの一覧が表示されます.読みたいメールをクリックまたはダブルクリックして読んで下さい.

メールを送りたい場合は,メニューバーの「メッセージ」で「新規メッセージを作成」を選択して下さい.「宛先」には送る相手のメールアドレスを入力します.「件名」には用件の題目を簡潔に入力します.「Cc」には同じ内容を別の人にも同時に送りたい場合に,その人のメールアドレスを入力します.その下に,本文を書いて下さい.日本語を入力する場合は,Shift+スペースを押して,日本語モードにします.できあがったメールを送信するには,メニューバーの「メッセージ」で「送信」を選択します.

Sylpheedを終了させるには,メニューバーの「ファイル」から「終了」を選択して下さい.

従来のSylpheedユーザへの注意

今回収録しているSylpheedは,デフォルトのキーバインドが従来のものとは異なっています.キーバインドは,「設定」→「全般の設定」→「インタフェース」の「キーバインド」から変更できます.


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