ここまでは yaboot 周りの設定を手動で行う方法に ついて説明してきましたが, ybin を使うと これらの設定がより簡単に,かつ Linux の中から行うことができます. ybin はコマンドラインベースのスクリプトですが,これの GUI ラッパーとして xybin を用意しました (図 34).
これらを使うと,yaboot.conf の自動設定はもちろん Open Firmware の環境変数の設定も自動で行うことが出来ます. 更に,SCSI ディスクの場合でも「SCSI ディスクから起動する場合」 で述べた様な面倒な調査をすることなく,Linux から見える通りに /dev/sda8 の様に指定すれば OK です.
ybin / xybin は NewWorld ROM 機で利用可能です.
ただし iMac Rev.A - D では ybin の生成する OF スクリプトが 正しく動作しない場合があります.その場合は Open Firmware プロンプトから直接 yaboot を起動するか,あるいは BootX を 使う方法をとって下さい.
xybin は X インストーラの「起動パーティションの設定」ボタンを
押すことで起動することが出来ます.あるいは,既にインストール終了した
Vine/ppc が動作するマシン上で xybin コマンドを実行することによっても
起動できます.
インストール時に magicboot として用意した, サイズの小さな HFS 標準パーティションを 指定します.
これをチェックすると,上で指定したパーティションを HFS 形式でフォーマットした後で ybin を実行します. ここをチェックする場合は,上で指定したパーティションが 正しいかどうかよくチェックをして下さい.もし間違えて 上で Linux のパーティションや MacOS のシステムが入っている パーティション等を指定してしまうと,当然それらは全部消去されて しまうことになり,悲しい目に会います.
macos, linux, macosx のいづれかを指定します. macos を指定する場合は下の「MacOS を起動可能にする」を, macosx を指定する場合は「MacOSX を起動可能にする」を, それぞれチェックし,起動パーティションを指定する必要があります.
Linux 起動時に使用するカーネルを指定します. /boot 以下に実際に存在するカーネルファイル名を指定して下さい. 2.1/ppc の場合は vmlinux-2.2.17-0vl11 です. これが ybin 実行前に自動的にブートストラップパーティションに コピーされる様になっています.
Linux の / パーティションを指定します.
Linux カーネルに渡す引数 (append = ``'' の中身) を指定します.
ybin のメニューから MacOS を起動可能にするには このチェックを入れます.
上にチェックを入れた場合,MacOS のシステムフォルダのある パーティションを指定します.
上と同様です.
ここまで設定して「実行」ボタンを押すと,
指定した内容から生成された yaboot.conf の内容が表示されます.
これでよければ「続ける」を押して下さい.実際の ybin の実行が
行われます.
その後再起動すると,ブートストラップメニューが表示されます. M を押すと MacOS を起動,L を押すと Linux を起動, C を押すと CD-ROM から起動,という風に切替えることが出来ます. 10秒待つと上の「デフォルト起動 OS」で指定した OS が起動します.