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1. システム管理

Linux を個人で使用している人は Linux の管理者でもあります.Vine Linuxを 運用するにあたり,必要なコマンド等を簡単に紹介します.以下のコマンドはター ミナル上で実行します. コマンドの引数やオプションの詳細はオンラインマニュアル等を参照して下さい.

1.1 システムの状態を知る

■ psコマンド

Linuxでは様々なプロセスが実行されています.psコマンドは自分が起動したプロセスの一覧を表示します.もし,全てのプロセスを表示したい場合は,ps augxwを実行して下さい.目的のプロセスを見付けるには grepコマンドを用いると便利です.

$ ps augxw | grep kterm
root     29976  0.0  0.7  3204  1832   ?   S    09:54   0:00 kterm 
root     29977  0.0  0.6  3108  1736   ?   S    09:54   0:00 kterm 
実行中のプロセスの状態を逐次見たい場合はtopコマンドを用います.

■ ディレクトリ /proc

CPUやデバイスなどシステムの状態はディレクトリ /procに書かれま す.catコマンドなどを使って次のファイルを見て下さい。 [注]

[注] 「/proc」は仮想ファイルシステムと呼ばれ、ハードディスクなどの
物理的なリソースは消費しません。
$ cat /proc/cpuinfo            CPUの情報
$ cat /proc/meminfo            メモリの情報
$ cat /proc/swaps              スワップ領域の情報
$ cat /proc/ioports            I/Oポートの情報
$ cat /proc/interrupts         割込み(IRQ)の情報
$ cat /proc/modules            カーネルモジュールの情報
$ cat /proc/sound              サウンドの情報

1.2 ファイルシステム

■ dfコマンド

ディレクトリやファイルを管理するシステム全体をファイルシステムと言います.ディスクの使用状況を見るには,dfコマンドを使います.

$ df
ファイルシステム     Kバイト  使用済   使用可   使用率  マウント場所
/dev/hda1            1492311  955030   460171     67%   /
/dev/hda5            1981000 1246384   632204     66%   /export
/dev/hda6             995115  163100   780609     17%   /home

■ マウント

CD-ROMをマウントするには mountコマンドを使います.

# mount /mnt/cdrom 
オートマウント autofsが起動されている場合には,/misc/cdにアクセスするだけで自動的にマウントされます.

マウントを解除するにはumountコマンドを使います.CD-ROMをマウン トした場合は,umountするまではCD-ROMを取り出すことはできません.

# umount /mnt/cdrom 

■ fsckコマンド

ファイルシステムが壊れた場合は,fsckコマンドである程度,修復することができます.マウントしているファイルシステムに対しては行わないで下さい.

# fsck /dev/hda7

1.3 ネットワーク

■ ifconfigコマンド

ネットワークに接続されている場合,しばしば不通になることがあります.そのときにはネットワークの状態を調べる必要があります.ifconfigコマンドはIPアドレスやネットマスクの表示や設定を行えます.

# /sbin/ifconfig -a
lo        リンク方法:ローカルループバック  
          inetアドレス:127.0.0.1マスク:255.0.0.0
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:3924  Metric:1
          RXパケット:243 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
          TXパケット:243 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
          衝突(Collisions):0 

eth0      リンク方法:イーサーネット  ハードウェアアドレス 00:11:22:33:44:55 
          inetアドレス:192.168.0.5 ブロードキャスト:192.168.0.255 マスク:255.255.255.0
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RXパケット:484317 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
          TXパケット:214093 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
          衝突(Collisions):5668 
          割り込み:10 ベースアドレス:0xb000 

■ netstatコマンド

設定に問題が無い場合は通信経路を調べる必要があります.netstatコマンドではルーティング(経路)を知ることができます.

$ netstat -nr
カーネルIP経路テーブル
送信先サイト    ゲートウェイ    ネットマスク   フラグ   MSS Window  irtt インターフェース
192.168.0.0     *               255.255.255.0   U         0 0          0 eth0
127.0.0.0       *               255.0.0.0       U         0 0          0 lo
default         192.168.0.1     0.0.0.0         UG        0 0          0 eth0

■ pingコマンドとtracerouteコマンド

pingコマンドは相手のホストまで,きちんと通信が行えるか調べることができます.応答時間が帰ってくれば継っています.止めるには [Ctrl]+[c]を押します.

$ ping vinelinux.org
PING vinelinux.org (210.224.149.139): 56 data bytes
64バイト応答 送信元 210.224.149.139: ICMP_Seq=0 TTL=52 時間=92.0ミリ秒
64バイト応答 送信元 210.224.149.139: ICMP_Seq=1 TTL=52 時間=94.1ミリ秒
--- vinelinux.org ping 統計 ---
送信パケット数 2, 受信パケット数 2, パケット損失 0%
Round-Trip 最小/平均/最大 = 210.2/227.8/245.5ミリ秒
tracerouteコマンドを用いると途中の経路まで分かります.
# traceroute vinelinux.org


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