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Vine Linux とは?

[English]
Last modified: Wed Nov 1 01:07:08 JST 2000
Vine Linux は,使いやすい日本 語環境を提供するLinux配布パッケージ(ディストリビューション)です. インストールの直後から快適な日本語環境で作業ができるように,さまざまな 配慮を行っております.Vine Linux 2.0 からはPPC版 、Vine Linux 2.1 からは Sparc 版もリリースされています。

Vine Linux 2.1 の特徴は以下の通りです。

●RedHat Linux 6.2ベース

Vine Linux 2.1 は RedHat Linux 6.2 をベースに開発されています。 もっともほとんどのパッケージについて、バージョンアップや、バグフィック ス、日本語対応やチューニング等による各種改良が加えられています。 glibc や kernel, XFree86のメジャー・バージョン、パッケージのディレクト リ構成に関しては RedHat Linux 6.2 とほぼ同じですので、RedHat 6.2上で動 作するアプリケーションのほんとんどが Vine Linux 2.1上でも動作します。

●デスクトップ環境

標準のウィンドウマネージャは,Vine Linux リリース時よりおなじみの Window Maker (http://www.windowmaker.org) です.初期状態のDockやメニューには,各種アプリケーション ソフトウェアが設定済みですから,主要なものはマウス操作だけで起動可能です. GUIベースのデスクトップ環境として最近人気の高いGNOME (http://www.gnome.org) も収録しています。 GNOME の標準ウィンドウマネージャには、 動作が軽快で柔軟なカスタマイズを行うことができる sawfish を採用しました。

デスクトップ環境の切替えは、ディスプレイマネージャ wdm使用時にはログイン時にメニュー で行うことができます。 コンソール上で切替えコマンド setwm を用いて選択することもできます。

Vine Linux 2.0 で収録されていたKDE (http://www.kde.org) は、Vine Linux 2.1本体には収録されていませんが、オプショナルパッケージ 集 VinePlus から、導入することができます。

●かな漢字変換システム

標準のかな漢字変換システムには,FreeWnn(商用版はWnn6)と Canna(かんな)を収録しています。 利用するかな漢字変換システムは、 ログイン時にディスプレイマネージャ wdmのメニューで選択することができます。 コンソール上で切替えコマンド setime を用いて選択することもできます。

●日本語メッセージカタログの整備

さまざまな主要コマンドやアプリケーション(cp,mv,top,df,ps,ping… 他多数)について、国際化対応や日本語カタログの追加を行なっています。各 種メッセージなどが環境変数に応じて日本語や英語で表示されます.

●日本語文書/日本語マニュアルの整備

Vine Linux オンラインマニュアルの他、JFプロジェクトによる日本語Linux文 書、JMプロジェクト・X Japanese Documentationプロジェクトによる日本語マ ニュアルを収録しています.

これらの文書およびマニュアルの参照をより簡単にするために,全文検索エン ジンとして定評のあるnamazuを収録しており,簡単にキーワード検索を行うこ とができます.検索には、namazu の Tcl/Tkフロントエンド tknamazu や、 netscape を用いることができます。

マニュアルページの参照は、man コマンドによりオリジナル・マニュアルが表 示され、jmanコマンドでは日本語マニュアルが優先して表示されます。

●X Window System

XFree86は安定性を重視し、動作実績の多いバージョン3.3.6を採用しました. NVIDIA GeForce DDR や Intel i810/i815などの最新ビデオチップを 利用できます。

●日本語フォントの整備

Vine Linux はフォントにもこだわります。 X Window System用固定幅フォントとして、10,12,14,16,20,24 ドットの日本 語フォントを用意し、それらすべてに対してbold 体とitalic体を作成・収録 しています。 フォント設定を簡単にできるようにフォント・エイリアスを定義してあり、 デフォルトの状態でも多くのアプリケーションでこれらのフォントを活用でき ます。

さらに、Vine Linux 2.1 CRでは,X用日本語スケーラブルフォントとして, ダイナラブ・ジャパンによるDynaFont和文5書体を採用しており、 pLaTeXや, ドローイングソフトTgif (http://bourbon.cs.umd.edu:8001/tgif/), 高機能フォトレタッチン グ・ソフトgimp (http://www.gimp.org) 等で活用することができます。

Vine Linux 非商用版でのスケーラブル・フォントは、渡部フォント/和田研フォ ントをX-TTプロジェクトプロジェクトがTrueTypeフォントに変換したものを収 録しています。

●国内のプリンタ対応

Vine Linuxでは,国内のメジャーなプリンタの多くに対応できるように, 独自情報を収集/作成したプリントフィルタを多数追加しています。 プリンタの設定は,printtool で簡単に設定を行えます.

●サーバ環境

WWWサーバ apache (http://www.apache.org), メールサーバ postfix (http://www.postfix.org), ftpサーバ proftpd (http://www.proftpd.org), samba サーバ http://www.samba.org, openssh サーバ, nfs サーバ, PostgreSQLサーバ等としてすぐに利用できるよ うパッケージを収録しています.

●USB対応

USBマネージャ usbmgr を収録しました。これにより USB 機器をプラ グ & プレイで接続できます。 USBマウス、Logitec LFD-31U/M, Panasonic Let's note (CF-VFDU03) などの USBフロッピーディスクドライブ、EPSON PM-770Cなどのプリンタを利用可能です。 対応USB機器については http://www.wonder.ne.jp/~shuu/usbmgr/を御覧ください。

●ホイールマウス対応

kterm, netscape, rxvt, tknamazu, xanim 等でホイールマウスに対応してい ます。

●アプリケーション

Vine Linux には,多くの日本語対応アプリケーションソフトが収録され ており、インストール後すぐに利用できます。

これまでに登場した gimp, tgif, netscape, pLaTeX2e などの他にも、 GUIメーラ sylpheed, mp3プレーヤ xmms (X MultiMedia System), 画像操作ツール ImageMagick, カラー画像編集プログラム xpaint 等便利なアプリケーションがいろいろ収録されています。

●プログラミング言語

プログラミング言語には、 C言語コンパイラ(gcc), C++コンパイラ(g++), Fortranコンパイラ(g77), プログラミング言語perl, オブジェクト指向スクリ プト言語 ruby, オブジェクト指向言語 python, スクリプト言語 tcl/tk, テキ スト処理言語 awk 等が収録されています。

●主要ソフトウェアのバージョン

  • kernel-2.2.16
  • glibc-2.1.3 + locale-ja
  • XFree86-3.3.6 + X-TT
  • egcs-1.1.2
  • netscape-4.75
  • gimp-1.2.27
  • tgif-4.1.39
  • WindowMaker-0.62.1
  • gtk+-1.2.8
  • gnome-libs-1.2.4
  • sawfish-0.30.3
  • openssh-1.2.3
  • postgresql-7.0.2
  • samba-2.0.7
  • ppxp-0.99120923
  • ruby-1.6.1
  • emacs-20.7
  • xemacs-21.1.12
  • ghostscript-5.50
  • xmms-1.2.2
  • sylpheed-0.4.1
  • xanim-2.80.1

●PC/AT互換機(いわゆるDOS/Vマシン)推奨使用環境

Vine Linux PPC/Alpha/Sparc版の推奨環境は 各マニュアルを御覧ください。
  • CPU:Pentium 100MHz以上
  • メモリ:32Mバイト以上 (推奨 64Mバイト以上)
  • HDD: 600Mバイト以上(フルインストール時約1.2Gバイト)
  • CD-ROM:ATAPI/SCSI
  • キーボード: PS/2 (101,106およびこれらに互換性があるもの)
  • マウス:PS/2,シリアル, USBマウス
  • ビデオカード:S3 ViRGEシリーズ,Riva TNT2,Millennium G400, GeForce DDR, i810, i815 など (詳細は XFree86 WWWページを参照)
  • SCSIカード:Adaptec 29x0/39x0, Symbios53c8xxなど

■Vine Linux 2.0からの変更点

Vine Linux 2.0から多くの改良が施されています.以下の点にご注意の上御使用下さい.
  • 標準日本語ロケール名(LANG)
    標準日本語ロケール名 LANG は、LANG=ja_JP.ujis から ja_JP.eucJP に 移行しました。これは、Linux Japanese Locale Working Group による 日本語ロケールに関する指針に従った変更です。
  • lynx -> w3m
    コンソール上で使えるブラウザとして、lynx のかわって、軽快に動作する w3m を収録しました。
  • ncftp → lftp
    ftp クライアントとして、ncftp のかわりに lftp を装備しました。 ncftp とほぼ同じ使用方法で、シェルコマンド実行やバックグラウンド処 理、ジョブコントロール等ができます。
  • wu-ftpd → proftpd
    ftp サーバとして、proftpd を導入しました。wu-ftpd に比べ高機能で、 また、wu-ftpd のように外部プログラムの実行を行わない等、よりセキュ リティの高い構成になっています。設定ファイルはApache と似た形式に なっています. anonymous FTP サーバやマルチバーチャル FTP サーバの設 定を容易に行えます。
  • sendmail → postfix
    メールサーバには セキュリティと配信速度に定評のあるpostfix を採用しました。sendmail 互換なので、sendmail からの移行も容易です。 GUIによる postfix の設定には、VinePlus 収録の webmin も使うこともで きます。

    sendmail をお好みの方には、 VinePlus に収録しておりますので、そちら をどうぞ。

  • enlightenment → sawfish
    GNOME の標準ウィンドウマネージャとしては sawfish を採用しました。 動作が軽快で、非常に柔軟にカスタマイズを行うことができます。
  • vmail → sylpheed
    Vine Linux 誕生時には、使いやすいGUIメールクライアントが無かったた め、Project Vine により開発・導入されましたが, その後さまざまなGUI メーラが開発がすすんできました。そこで、Vine Linux の標準 GUIメー ラとしては、高機能で使いやすい sylpheed に席を譲ることになりました。
  • namazu → namazu2
    検索エンジン namazu はバージョン2を導入しました。 namazu バージョン1に比べ、インデックス作成スピードがぐっと速くなり、 インデックスの大きさも小さくなります。また対応文書も Word, PDF, TeX とさまざまな文書を扱えるようになります。

    ただし、namazu バージョン1とのインデックスの互換性が無いので、 これまで namazu で作成されたインデックスは作り直す必要があります。

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