ここまでは yaboot 周りの設定を手動で行う方法に ついて説明してきましたが, ybin を使うと これらの設定がより簡単に,かつ Linux の中から行うことができます. ybin はコマンドラインベースのスクリプトですが,これの GUI ラッパーとして xybin を用意しています (図 34).
これらを使うと,yaboot.conf の自動設定はもちろん Open Firmware の環境変数の設定も自動で行うことが出来ます. 更に,SCSI ディスクの場合でも「SCSI ディスクから起動する場合」 で述べた様な面倒な調査をすることなく,Linux から見える通りに /dev/sda8 の様に指定すれば OK です.
ybin / xybin は NewWorld ROM 機で利用可能です.
xybin は X インストーラの「起動パーティションの設定」ボタンを 押すことで起動することが出来ます.あるいは,既にインストール終了した Vine/ppc が動作するマシン上で xybin コマンドを実行することによっても 起動できます.
一例として Mac OS 9.2.1 / Mac OS X (UFS パーティションに) / Vine Linux 2.5 を 共存させて起動切替えできる様にした例では, ハードディスクのパーティションマップが
Partition map (with 512 byte blocks) on '/dev/hda' #: type name length base ( size ) 1: Apple_partition_map Apple 63 @ 1 2: Apple_Driver_ATA*Macintosh 54 @ 64 3: Apple_Driver_ATA*Macintosh 74 @ 118 4: Apple_FWDriver Macintosh 200 @ 192 5: Apple_Driver_IOKit Macintosh 512 @ 392 6: Apple_Patches Patch Partition 512 @ 904 7: Apple_HFS "Macinosh HD" 2048000 @ 1416 (1000.0M) 8: Apple_Boot MOSX_OF3_Booter 16384 @ 2049416 ( 8.0M) 9: Apple_Loader SecondaryLoader 1024 @ 2065800 10: Apple_UFS Mac_OS_X 12270592 @ 2066824 ( 5.9G) 11: Apple_UNIX_SVR2 swap 262144 @ 14337416 (128.0M) 12: Apple_UNIX_SVR2 root 2097152 @ 14599560 ( 1.0G) 13: Apple_UNIX_SVR2 usr 8388608 @ 16696712 ( 4.0G) 14: Apple_UNIX_SVR2 home 15052800 @ 25085320 ( 7.2G) 15: Apple_HFS "Vine Linux Boot" 50830 @ 40138120 ( 24.8M)
となっており,この場合は
と指定します.
適切に設定を行い再起動すると,ブートストラップメニューが表示されます. M を押すと MacOS を起動,L を押すと Linux を起動, C を押すと CD-ROM から起動,という風に切替えることが出来ます. 10秒待つと上の「デフォルト起動 OS」で指定した OS が起動します.