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2. ウィンドウマネージャWindow Maker

2.1 Window Maker の特徴

Vine Linuxの標準ウィンドウマネージャはWindow Makerです.Window MakerにはClipアイコンとDock領域のアイコンがあります.左上にあるClipアイコンはワークスペースを切替えるときに用います.右上の三角印をクリックすると,次のワークスペースへ移動します.逆に,左下の三角印をクリックすると,前のワークスペースへ移動します.ワークスペースが動的に増やせることは,Window Makerの特徴の1つです.右側に並んでいるアイコンは,アプリケーションDockと呼ばれ,マウスでクリックするとさまざまなアプリケーションを起動することができます.また,Clipアイコンも同様に近傍に通常のアイコンをくっつけることもできます. images/windowmaker-guide.png

Window Maker にはアプリケーションを起動すると,アプリケーションアイコンと呼ばれるアイコンが同時に現れます.アプリケーションアイコンは(標準では)左下側に並びます.これはデスクトップ環境で言う,タスクバーに相当します.アプリケーションアイコンをダブルクリックすることによって,アプリケーション自身を画面の前へ出すことができます.

WPrefsアイコンをダブルクリックすると,Window Maker設定ユーティリティを起動することができます.これを利用するとWindow Makerの設定を変更することができます.変更した項目は再起動することなしに,ウィンドウに反映されるのもWindow Makerの特徴の1つです.

Window Makerに関する情報は「 http://www.windowmaker.org/」のWWWページを御覧下さい.

2.2 アプリケーションDockアイコン

Vine Linuxでは予め良く使うアイコンをDock領域に配置しています.これらのアイコンをダブルクリックすることによって,各アプリケーションをを起動することができます.マウスをアイコンの上へ持っていくと,バルーンヘルプが現れ,どのようなコマンドが実行されるかわかります.アイコンを上から順に説明します.

!!各項目にはアイコンの画像を載せる!!

Vine Linux アイコン

images/wm-vine.png Vine Linuxに関する情報のページをMozillaを使って表示します.インストールしたらまずここをご覧ください.オンラインマニュアルやVineLinuxユーザマニュアルなど,さまざまな情報を得ることができます.

時計カレンダー

images/wm-cal.png 時刻とカレンダーを表示しています.

ヘルプ

images/wm-help.png 全文検索システムNamazuによるドキュメントの検索を行うことができます.オンラインマニュアルの他に,JMプロジェクトによる日本語マニュアルやJFプロジェクトの日本語文書(HOWTOなど)を検索することができます.Keyword:に探したい言葉を入れて,「Search」ボタンを押すと,該当する文章が表示されます.日本語による検索も可能です.表示された文章中に現れたリンク(アンダーラインされている)はマウスでクリックすると,そのドキュメントを参照します.これはWWWブラウザと同じ機能です.終了するには「Quit」ボタンを押します.

Window Maker設定ツール(WPrefs)

images/wm-wprefs.png Window Makerの設定を行えます.

ダイアルアップ接続 / メールチェック

images/wm-ppp.png PPxP がインストールされていると ダイアルアップ(PPP)接続のアイコンが表示され,インストールされていなければ メールの到着をチェックするアイコンが入ります.

PPP 接続のアイコンの場合,PPxP のインターフェースとして働きます.正しく利用するには,tkppxpによってPPP接続の設定を行う必要があります.tkppxpはメインメニューの「ユーティリティ」→「ネットワーク」→「PPP接続」で起動することができます.

メール到着のアイコンの場合,WMMailが起動しています.メールが来ていないときは「No Mail」と表示されています.メールが到着すると「e」のマークが回転して知らせてくれます.

Mozilla

images/wm-mozilla.png WWWブラウザMozillaを起動します.Mozillaはインターネット上のWebページを参照することはもちろん,メールの読み書きや,ネットニュースの購読にも対応しています.メールやニュース機能を使うには,「タスク」→「メールとニュースグループ」を選択するか,下のメールアイコンをクリックします.

ターミナル(kterm)

images/wm-kterm.png ktermという日本語ターミナルを起動します.ターミナル上ではシェルが起動されますので,プロンプトが現れたらコマンドラインへコマンドを入力します.ファイルの操作など,ほとんど全ての操作はターミナル上で行います.

簡易エディタ(gedit)

images/wm-vedit.png geditはシンプルなエディタです.Emacsのように高機能ではありませんが,Windowsアプリケーションのようなツールバーを備えており,初心者にもわかりやすくなっています.簡単なメモをとるときに大変便利です.

メーラ(Sylpheed)

images/wm-sylpheed.png Sylpheedはグラフィカルで使いやすいメーラです.以前は vmail が標準でしたが,Vine Linux 2.1からはSylpheedが標準となります.

アイコン上でマウスの左ボタンを押し続けると,アイコンの設定メニューが現れます.「起動」を選択するとアプリケーションを起動します.「設定」を選択すると,このアイコンで起動されるアプリケーションを変更したり,アイコン画像を選んだりすることができます.例えば,ターミナル ktermでは「アプリケーションのパスと引数」にkterm.shと設定されています.また,「アイコン画像」にはGNUkterm.xpmと設定されています.

Dock領域にあるアイコンを削除したい場合は,アイコン上でマウスの左ボタンを押したまま移動し,画面の中央で手を離します.「ウィンドウマネージャ設定ツール」→「その他の設定」→「アニメーションとサウンド」の特殊効果が有効になっていると,アイコンが飛び散る様子をアニメーションで表示してくれます.

アプリケーションをDock領域に置くには,まず,ターミナル上でコマンドラインからアプリケーションを起動します.そのときに,アプリケーションアイコンが左下に現れますので,そのアイコンをマウスの左ボタンでドラッグしながら,アイコンを置きたい位置で離します.ある程度接近すると置かれる領域が白く表示されますので,そのときに手を離してください.

2.3 ワークスペースの切替え

images/wm-clip.png 右上にあるクリップの絵が入っているアイコンはクリップアイコンと呼ばれます.このアイコンはワークスペースの切替えに用います.右上と左下の三角印をクリックすると,ワークスペースへ移動することができます.ワークスペースの数は動的に増やすことができます.ワークスペース間の移動には以下のショートカットが用意されています.

クリップアイコンにもアイコンをくっつけることができます.Dockアイコンと異なる点は,Dock領域のアイコンは全てのワークスペースで表示されるのに対して,クリップ領域のアイコンは各ワークスペース毎に表示されます[注1].この違いをうまく使うと,ワークスペース別に必要なアイコンをクリップ領域に置き,画面中がアイコンだらけになることを避けることができます.

[注1]WPrefsによる設定で,全てのワークスペースにアイコンを表示するように も変更できます.

2.4 ウィンドウの操作

アプリケーションのウィンドウはWindow Makerが管理しています.ウィンドウは多用するので基本的な操作を説明します. images/frame-guide.png

■ウィンドウ上での操作

ターミナルktermやエディタemacsなどの多くのアプリケーションでは,文字を入力することがあります.通常,文字はキーボードから入力しますが,文字の切り貼り(コピーペースト)によっても行うことができます.まず,文字列をコピーするには,該当する文字列の最初の文字の上でマウスの左ボタンを押し,押したまま最後の文字までドラッグし,ボタンを離します.このとき,選択された領域は色が変化します.張り付けたい(ペーストしたい)ウィンドウへマウスを移動し,マウスの中ボタンを押すと,コピーされた文字列がカーソル位置に挿入されます.emacsなどではマウスボタンを押すとカーソル位置が変わりますので,ボタンを押した位置に文字列が挿入されます[注].

一部コピー&ペーストをサポートしていないアプリケーションもあります.

ウィンドウ上に表示されている文字であっても,ビットマップ(画像)として表示されている文字はコピーできません.また,一部のアプリケーションではこのカットペーストを行えない場合もあります.

■ウィンドウの移動

アプリケーションを起動すると,ウィンドウが表示されます.ウィンドウを使いやすい位置に移動するには,タイトルバー上でマウスの左ボタン(中ボタン)を押したままマウスを移動します.また,タイトルバー以外でも,ウィンドウ内であれば,Altキーと左ボタン(中ボタン)を押しながら移動すればウィンドウは移動します.

ウィンドウを移動中に,画面の左右までマウスを移動させると,ワークスペースをまたいでウィンドウを移動させることができます.

ウィンドウの移動

■ウィンドウの大きさの変更

ウィンドウの下側にあるバー上で左ボタンを押したままマウスを移動させると,ウィンドウのサイズを変えること(リサイズ)ができます.バーの左右の一角では,左右方向と斜め方向の大きさを変更できます.残りの中央部分は上下方向の大きさを変更できます.また,Altキーと右ボタンを押したままマウスを移動させても,ウィンドウの大きさを変更することができます.

タイトルバー上で右ボタンを押すとメニューが現れます.ここで,「最大化」を選択すると,画面いっぱいにウィンドウが大きくなります.元の大きさに戻すには,同様に「最大化解除」を選択してください.この他にもありますので,以下にまとめて示します.

ウィンドウのリサイズ

■フォーカスウィンドウの切り替え

キーボードからの入力が有効になっているウィンドウをフォーカスウィンドウと言います.これらを切り替えるには,マウスカーソルを移動したり,マウスでタスクバーをクリックしたりします.また,アプリケーションアイコンをダブルクリックすることによってもフォーカスを移動させることができます.さらに,次のキー入力によって,ウィンドウを上下に移動させることができます.

この他にキーボードを使ってもフォーカスを移動させることができます.これはキーボードを多用するプロフェッショナルなユーザ向けの仕様だと言えます.切り替えるには,Alt+TABを押してください.フォーカスウィンドウが順に移っていきます.

■アイコン化(最小化),シェード化

ウィンドウ左上の「□」ボタンをクリックするとアイコン化(最小化)されます.アイコンはアイコンの並びに入ります.また,タイトルバー上で,右ボタンを押すとメニューがでますので,「最小化」を選択するとアイコン化されます.アイコン化されたアプリケーションは,アイコンをダブルクリックすると元に戻ります.アイコン化とウィンドウをアプリケーションアイコンに隠すには次のキーを押します.

タイトルバー上で,左ボタンをダブルクリックすると,ウィンドウ全体がタイトルバーのみに縮みます.これをシェード化といいます.一時的に閉じておきたいウィンドウはシェード化しておくと便利です.

■ウィンドウを閉じる(強制終了)

ウィンドウの右上の「×」ボタンをクリックすると,アプリケーションを強制終了させることができます.この操作では変更などが保存されなかったり,アプリケーションが正常に終了できないこともあります.できる限りアプリケーション用の終了ステップを踏むようにしてください.大抵の場合,「終了(exit)」ボタンが付いています.付いていない場合に限り,「×」ボタンを使ってください.この「×」ボタンでも終了しない場合は,タイトルバー上で右ボタンを押して,メニューから「強制終了」を選びます.

2.5 メインメニュー

Window Makerでは他のウィンドウマネージャと同様に,マウスのボタンが押されるとメニューを表示します.背景(ルートウィンドウ)上でマウスの右ボタンを押してください.軽くクリックすると,メインメニューがそのまま表示されます.右側に矢印が付いているメニューはさらにサブメニューがあります.マウスのボタンを押すとサブメニューが表示されます.タイトルバーの部分を左ボタンでクリックすると,タイトルバーの右側に×印が現れます,メニューを消去したい場合は,この×印をクリックします.メニューの内容は次のようになっています.

ターミナル

ターミナルktermとrxvtを起動することができます.シェルを使って,コマンドを実行する場合に使用します.

アプリケーション

代表的なアプリケーションを起動することができます.

ユーティリティ

システム管理用のアプリケーションや様々なアプリケーションを起動することができます.メニューの中にインストールされていないものがあると,それは実行されません.

いろいろ(自動生成メニュー)

インストールされているアプリケーションに応じてメニューが生成されます.メニューはwmconfig --output wmakerを実行した結果が使われます.

ワークスペースの移動

ワークスペースを増やしたり,減らしたりできます.ワークスペースはクリップアイコンで次へ移動すると自動的に増加しますが,ここで,「新しいワークスペースを作成」を選択しても,新しいワークスペースの作成と移動が実行されます.ワークスペースを作りすぎた時には「最後のワークスペースを削除」を選択してください.また,メニューから移動先のワークスペース名を選択すれば,そのワークスペースに移動できます.

ワークスペースの設定

外観・効果音の設定

背景やアイコンのデザインは自分で変更することができます.背景やメニュー,タイトルバーなどの外観は「テーマ」として登録できます.また,アイコンの組合せも「アイコン集」として登録できます.自分の好きな環境を作ってみましょう.

各種情報

[注]GPLはGnu Public License の略で,ソフトウェアの配布条件を規定したものです.内容は付録を参照してください.

ヘルプ

Vine Linux標準のドキュメント検索 tknamazuを起動します.

終了


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