メインウィンドウは五つの枠に分かれています。
プレビューの枠には、ページへの出力を対話的に配置することができる配置ウィジェットがあります。用紙を表している外枠、プリンタが印刷可能な領域を表している内枠、ページのトップを指している矢印 (プリンタに送り込む端) と、ページの上の画像の位置を表す黒の長方形、があります。画像は用紙の上をあちこちと移動することができます。左の左マウスボタンを使うと、画像はスクリーンピクセルで移動します。それ以外のボタンを使った時は、画像はポイント [1] で移動します。矢印は選んだ用紙サイズによって大きさを変えます。矢印の軸は常に出力の 1 インチと等しくなります。
プリンタ設定枠には、プリンタを選ぶためのドロップダウンメニューがあります。そこにプリンタキューではなく、ファイルに名前が付いた特別な "プリンタ" があって、印刷するためのファイルを選ぶことができます。右側の設定ボックスではプリンタの種類、PPD ファイル [2] と、印刷するために使用するコマンドを指定することができます。プリンタのリストでそれぞれ区別されているプリンタは、プリンタごとに適用すべき異なる設定を持つことができます。その下は用紙サイズを選ぶことができるコンボボックスです。この選択肢はプリンタが対応しているものに制限されます。その下は用紙の種類 (紙の種類は何か)、給紙方法 (入力トレイは何か)、インクの種類と、解像度を選ぶためのドロップダウンメニューです。それらの設定の全てはプリンタ特有のものです。
位置枠には用紙上に画像を置くための種々のウィジェットがあります。それらのウィジェットはプレビュー枠と連動して働きます。パネルの左上は用紙 (印刷可能な領域ではない) に画像を中寄せするためのボタンです。この右は英国 (インチ) 単位かメートル (センチメートル) 単位かを選ぶことができるボタングループです。下には画像の上下左右を入力できる 4 つのボックスがあります。それらの位置は用紙の左上と関係しています [3]。好みに応じて右端マージンと下端マージンを指定することができる 2 つの追加ボックスがあります。それらは用紙の右下のコーナーと関係しています。これらのどれもが入力済みの値を持つかもしれません。プレビュー画像は適切に移動されます。
![]() | これらの入力は画像の大きさを変更しません。 |
拡大縮小枠には画像の拡大縮小ができるスライダーがあります。画像はスライダーの下のラジオボタンによって、印刷可能領域 (この場合はページでなく) のパーセントかピクセル毎インチ (PPI) で拡大縮小することができます。PPI は印刷解像度に画像を合わせることができます。画像は画像化可能領域の 5% から 100% の間のいずれかの方法を使用して拡大縮小されるでしょう。印刷プラグインで切り取ることができるわけではありません。パーセントモードでは、指定した印刷可能領域のパーセントよりもどちらの軸も長くならないように画像を拡大縮小します。例えば、ある画像を 20% で印刷すると、一方向に 5 回と、もう一方に少なくとも 5 回は画像を並べることができます。ラジオボタンの右側は画像拡大縮小設定と呼ばれるボタンです。これは拡大縮小量を PPI で設定し、画像に記録されている解像度にできる限り近付けて解像度を設定します。画像拡大縮小設定ボタンの右側は画像の幅と高さを入力できる 2 つのボックスです。それらは拡大縮小モードを PPI で設定します。一方を指定するともう一方が自動的に設定され、画像がページの端から落ちてしまうのを防ぐために再配置されます。
画像種設定枠は線画、べた塗り、写真や、モノクロの画像種類を選ぶことができます。線画とべた塗りはおおむね一様に色が付いているグラフィックのために使用するべきです。それらはお互いにとても似ています。写真モードは遅いのですが、より正確な色を作り出します。最後の、モノクロモードは純粋な白黒を非常に高速に印刷するために使うことができます。それら 4 つのラジオボタンの右は色調整と呼ばれるボタンです。これは様々な出力品質設定を制御するウィンドウをポップアップします。それは別に説明します。最後に、白黒とカラー出力の選択肢があります。
最後の枠には四つのアクションボタンがあります。
印刷と設定保存 — すぐに画像を印刷して (もしくはファイル印刷を選んでいれば、出力ファイルを選ぶためにファイル選択ウィンドウを表示して)、全てのプリンタのための現在の全設定を保存します。
設定を保存 — すぐに設定を保存して、印刷プラグインでの作業を続けます。
印刷 — すぐに画像を印刷します (もしくはファイル印刷を選んでいれば、出力ファイルを選ぶためにファイル選択ウィンドウを表示します)、しかし設定を保存しません。
取消 — 保存や印刷をせずにすぐに中止します。
色調整ボタンは印刷品質に反映する様々なパラメータの調整ができるノンモーダルダイアログをポップアップします。これは GIMP 自身の内部の制御からは独立しており、印刷だけに影響します。
ウィンドウの上部は画像の色設定の変更を反映した画像の縮小表示です。これは調節した設定で印刷した画像はどうなるのかのアイデアを得ることができます。
以下の 8 つのスライダーがあります。
画像の明るさを調整します。
出力コントラストを調整します。
出力のシアン、マゼンタと、黄を調整します。通常はそれほど調整する必要がないはずです。ほんの少しの調整でもカラーバランスを復元する効果があるかもしれません。
出力の色の鮮やかさ (彩度) を調整します。彩度 0 は純粋なグレー、色がないことを意味します。彩度 9.0 は大体の場合において行えますが、純粋なグレーを鮮やかに着色することはできません。
印刷における濃度 (インクの量) を調整します。濃度は特定のプリンタ、解像度と、いくつかの場合、用紙選択のために自動的に修正されます。入力で黒のべた塗りが印刷においてべた塗りでなければ、濃度を増やす必要があります。極端にインクが滲みすぎて色が暗く滲んでいるなら、濃度を減らすべきです。
![]() | 濃度はスライダーを設定したかどうかにかかわらず、ある量を超えて増えません。 |
出力ガンマを調整します。ガンマ値はプリンタの選択のために自動的に修正されます。これは自動設定が間違っていると思うときに使用します。
ディザリングアルゴリズムを使用するための選択ボックスもあります。現在 7 つの選択肢があります。
Adaptive Hybrid は通常最も良い出力品質をもたらします。これは画像の特徴によって修正 Floyd-Steinberg エラー拡散アルゴリズムか ordered ディザリングを選びます。
Ordered は純粋な順序付きディザリングを使います。これは単なる白黒や、可変的なドロップサイズやドロップ調整の無い 4 色プリンタのために非常に優れた品質をもたらします。高品質を 6 色プリンタで求めるなら、これはお勧できません。これは Adaptive Hybrid よりもかなり高速です。
Fast は純粋な ordered ディザリングも使用しますが、極めて単純なブラックモデルを使用し、複数レベル (6-色、可変的なドロップサイズや、ドロップ調整) を全く扱おうとしません。これは Ordered ディザリングよりも十分に高速です。品質は単なる 4 色プリンタを除いて極めて貧弱になる傾向があります。3 色プリンタでは、品質は恐らく他のものと張り合うでしょう。
Very Fast は、Fast dither で使用する行列よりもはるかに速いように思われる非常に単純なディザリング行列を使用していることを除いて、Fast と似ています。水平と垂直の線で特色づけられた単純な黒白画像のために、これは本当に最高の結果をもたらすでしょう。他の種類の画像の場合では、品質は貧弱になるでしょう。
Adaptive Random は、修正 Floyd-Steinberg が若干異なっていることを除いて、Adaptive Hybrid と似ています。これはほとんどのシステムにおいて Adaptive Hybrid よりも遅いです。いくつかの画像品質のためには良かもしれませんが、一般に Adaptive Hybrid は幾分優れている画像をもたらします。
Hybrid Floyd-Steinbergは画像全体に Adaptive Hybrid の修正 Floyd-Steinberg アルゴリズムを使用します。一般に、その結果は青白い部分で貧弱になります。
Random Floyd-Steinberg は画像全体に Adaptive Random の修正 Floyd-Steinberg アルゴリズムを使用します。一般に、その結果は青白い部分で貧弱になります。
| [1] | プラグインの出力解像度 |
| [2] | Postscript プリンタのためのファイル |
| [3] | 繰り返しますが、それは用紙のコーナーと関係があるのであって、通常それよりも小さくなる印刷可能な領域とではありません |