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Vine Linux とは?

[English]
Last modified: Thu Oct 19 03:14:03 JST 2000
Vine Linux は,使いやすい日本 語環境を提供するLinux配布パッケージ(ディストリビューション)です.インス トールの直後から快適な日本語環境で作業ができるように,さまざまな配慮を行っ ております.

Vine Linux 2.1 の特徴は以下の通りです。 (ドキュメントのページの オンラインマニュアル"VineLinux とは" の章も参考にしてください)

●RedHat Linux 6.2ベース

海外で最も広く利用されていると言われているRedHat Linux 6.2がベー スになっています.海外の商用アプリケーションはRedHat Linuxを前提 に開発されていることが多く,その多くをそのまま利用することができ ます.

●日本語アプリケーションソフトウェアの収録

Vine Linux には,多くの日本語アプリケーションソフトが収録され ており、インストール後すぐに利用できます。 もちろん、日本語版 Netscape Communicatorや、高機能画像処理ソフ ト gimp も即使用可能です.

標準のウィンドウマネージャには, Window Maker を用意しました.初期状態のDockやメニューには,後述のアプリケーションソ フトウェアがすでに設定済みですから,主要なものはマウス操作だけで 起動可能です.

標準のかな漢字変換システムには,FreeWnn(商用版はWnn6)と Canna(かんな)を用意しています。 ディスプレイマネージャ wdm を使用している時には、ログイン時に選択することができます。 コンソール上で切替えコマンド setime を用いて選択することもできます。

●デスクトップ環境 GNOMEを標準装備

デスクトップ環境には、 Vine Linux標準の Window Makerの他に,GUIベースのデスクトップ環境として人気の高いGNOME も収録しています。GUI をベースにしたユーザー 環境を使うことができます.GNOME の標準ウィンドウマネージャとしては sawfish を採用しました。動作が軽快で、非常に柔軟にカスタマイズを行うこ とができます。 ハードディスクに余裕がない場合は,GNOMEはインストールしなくても十分に 活用できる構成になっています。 Vine Linux 2.0 で収録されていたKDE は、Vine Linux 2.1本体には収録され ていませんが、オプショナルパッケージ集 VinePlus から、導入することができ ます。

●日本語文書/日本語マニュアルの整備

Vine Linux オンラインマニュアルの他、JFプロジェクトによる日本語Linux文 書、JMプロジェクト・X Japanese Documentationプロジェクトによる日本語マ ニュアルを収録しています.

これらの文書およびマニュアルの参照をより簡単にするために,全文検索エン ジンとして定評のあるnamazuを収録しており,簡単にキーワード検索を行うこ とができます.検索には、namazu の Tcl/Tkフロントエンド tknamazu や、netscape を用いることができます。

●XFree86-3.3.6

PC UNIX用X Window SystemであるXFree86の最新バージョン3.3.6 を採用しました.NVIDIA GeForce DDR や Intel i810などの最新ビデオチップを 利用できます。 また、xtt (X True Type)の採用により,Xから TrueTypeフォントを 直ちに利用できます.

●日本語フォントの整備

Vine Linux はフォントにもこだわります。 X 用固定幅フォントとして、10,12,14,16,20,24 ドットの日本語フォントを用意 し、それらすべてに対してbold 体とitalic体を作成・収録しています。

さらに、Vine Linux 2.1 CRでは,X用日本語スケーラブルフォントとして, ダイナラブ・ジャパンによるDynaFont和文5書体を採用しており、 pLaTeXや, ドローイングソフトTgif, 高機能フォトレタッチン グ・ソフトgimp等で活用することができます。

●国内のプリンタ対応

Vine Linuxでは,国内のメジャーなプリンタの多くに対応できるように, 独自情報を収集/作成したプリントフィルタを多数追加しています。 プリンタの設定は,printtool で簡単に設定を行えます.

●サーバ環境

WWWサーバ(Apache),メールサーバ(postfix),ftpサーバ(proftpd), sambaサーバ, openssh サーバ, nfs サーバ等としてすぐに使えるよ うパッケージを収録しています.

●ホイールマウス対応

kterm, netscape, rxvt, tknamazu, xanim 等でホイールマウスに対 応しています。

●その他仕様

  • kernel-2.2.16
  • glibc-2.1.3 + locale-ja
  • XFree86-3.3.6 + xtt

●PC/AT互換機(いわゆるDOS/Vマシン)推奨使用環境

PPC/Alpha/Sparcの推奨環境は各マニュアルを御覧ください。
  • CPU:Pentium 100MHz以上
  • メモリ:32Mバイト以上 (推奨 64Mバイト以上)
  • HDD: 600Mバイト以上(フルインストール時約1.2Gバイト)
  • CD-ROM:ATAPI/SCSI
  • キーボード: PS/2 (101,106およびこれらに互換性があるもの)
  • マウス:PS/2,シリアル
  • ビデオカード:S3 ViRGEシリーズ,Riva TNT2,Millennium G400, GeForce DDR など (詳細は XFree86 WWWページを参照)
  • SCSIカード:Adaptec 29x0/39x0, Symbios53c8xxなど

Vine Linux 2.0からの変更点

Vine Linux 2.0から多くの改良が施されています.以下の点にご注意の上御使用下さい.
  • 環境変数 LANG
    環境変数 LANG は、LANG=ja_JP.ujis から ja_JP.eucJP に移行しました。 これは、Linux Japanese Locale Working Group による 日本語ロケールに関する指針に従った変更です。
  • lynx -> w3m
    コンソール上で使えるブラウザとして、lynx のかわりに軽快に動作する w3m を装備しました。
  • ncftp → lftp
    ftp クライアントとして、ncftp のかわりに lftp を装備しました。 ncftp とほぼ同じ使用方法で、シェルコマンド実行やバックグラウンド処 理、ジョブコントロール等ができます。
  • wu-ftpd → proftpd
    ftp サーバとして、proftpd を導入しました。wu-ftpd に比べ高機能で、 また、wu-ftpd のように外部プログラムの実行を行わない等、よりセキュ リティの高い構成になっています。設定ファイルはApache と似た形式に なっています. anonymous FTP サーバやマルチバーチャル FTP サーバの設 定を容易に行えます。
  • sendmail → postfix
    メールサーバには セキュリティと配信速度に定評のあるpostfix を採用しました。sendmail 互換なので、sendmail からの移行も容易です。 GUIによる postfix の設定には、VinePlus 収録の webmin も使うこともで きます。

    sendmail をお好みの方には、 VinePlus に収録しておりますので、そちら をどうぞ。

  • enlightenment → sawfish
    GNOME の標準ウィンドウマネージャとしては sawfish を採用しました。 動作が軽快で、非常に柔軟にカスタマイズを行うことができます。
  • vmail → sylpheed
    Vine Linux 誕生時には、使いやすいGUIメールクライアントが無かったた め、Project Vine により開発・導入されましたが, その後さまざまなGUI メーラが開発がすすんできました。そこで、Vine Linux の標準 GUIメー ラとしては、高機能で使いやすい sylpheed に席を譲ることになりました。
  • namazu → namazu2
    検索エンジン namazu はバージョン2を導入しました。 namazu バージョン1に比べ、インデックス作成スピードがぐっと速くなり、 インデックスの大きさも小さくなります。また対応文書も Word, PDF, TeX とさまざまな文書を扱えるようになります。

    ただし、namazu バージョン1とのインデックスの互換性が無いので、 これまで namazu で作成されたインデックスは作り直す必要があります。

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