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3. インストーラをブートするために

Vine Linux/SPARC のインストール手順は、Vine Linux/ix86 のそれと大きく変わりません。SPARC固有の部分として一部異なる所がありますが、 以前にVine Linux/ix86やRed Hat Linuxをインストールしたことがある方なら、 何の問題もなくインストールすることができます。

3.1 コンソールコマンド

SPARCのブートコマンドには、PROM(Programmable Read Only Memory) のバージョンによって、2つのタイプがあります。 PROMのバージョンが2.0移行のものをニュースタイル、 それ以前のものをオールドスタイルと呼びます。 プロンプトが"ok"なら、ニュースタイルです。

オールドスタイルについては、 sunhelp.orgにある The Sun Hardware Reference FAQ の"ROM monitor"を参照して下さい。

ニュースタイルの場合は、bootの後にfloppy, cdrom, netのいずれかを指定します。

3.2 フロッピーディスクからブートする

ブートするフロッピーディスクを作成します。 imagesディレクトリにディスクイメージがありますので、 sun4c, sun4mの方はboot32.imgを、sun4uの方はboot64.imgを選んで下さい。

注意:
SMCC製のUltraSPARCでは、フロッピーディスクからブートできない不具合が、 報告されています。

選んだブートディスクをフロッピーディスクに書き込みます。 Vine Linux等のRed Hat系ディストリビューションをお使いの方は、

# mount /mnt/cdrom
# dd if=/mnt/cdrom/images/boot32.img of=/dev/fd0
# dd if=/mnt/cdrom/images/boot64.img of=/dev/fd0

として下さい。他のUNIX系OSをお使いの方は、 マウントポイントやデバイス名を適当に読み変えて下さい。

WindowsのDOSプロンプトやMS-DOS上で作成するためのツールをdosutils ディレクトリに用意してあります。images ディレクトリに移動して、 以下のようにrawriteコマンドを実行して下さい。

G> ..\dosutils\rawrite.exe -n -f boot32.img -d a:
G> ..\dosutils\rawrite.exe -n -f boot64.img -d a:

仮にCD-ROMドライブをGドライブとしていますが、 お手元の環境にあわせて適当に読み変えて下さい。

作成したフロッピーディスクを挿入して、ブートプロンプトから、

boot floppy

でフロッピーディスクからブートして下さい。

3.3 CD-ROM からブートする

CD-ROMからブートするのは簡単です。 Vine Linux/SPARCのCD-ROMを挿入して、ブートプロンプトから、

boot cdrom

でCD-ROMからブートして下さい。

3.4 ネットワークからブートする

ネットワークからブートするためには、 少なくともインストールするコンピュータ以外に1台のコンピュータが必要です。 インストールするSPARCはRARPで自分のIPアドレスを取得し、 TFTP経由でカーネルとインストールプログラムのダウンロードを行います。

以下の説明では、インストールするSPARCのホスト名をvine、 IPアドレスを192.168.0.2、MACアドレスを09:00:17:xx:yy:zzとして説明しますので、 適宜御自分の環境にあわせて読み変えて下さい。 MACアドレスは起動時に表示されるので、きちんとメモをとっておいて下さい。

TFTPサーバーの設定

TFTPサーバーにVine Linuxを使用するならとても簡単です。 RPMを使ってtftpパッケージをインストールして下さい。 デフォルトでは、tftpは動作するように設定されてませんので、 次のようにinetd.confを変更します。

#tftp   dgram   udp     wait    root    /usr/sbin/tcpd  in.tftpd
↓
tftp   dgram   udp     wait    root    /usr/sbin/tcpd  in.tftpd /home/tftp

デフォルトでは、/tftpboot を使用するようになっていますが、 安全のため/home/tftpを使用するようにしましょう。 inetd.confを修正しただけでは反映されませんので、忘れずに、

# /etc/rc.d/init.d/inet reload

を実行して下さい。 これを忘れるといつまでたってもTFTPサーバーが起動しません。

次にブートイメージを用意します。ブートイメージは、 sun4c, sun4mの方はtftp32.imgを、sun4uの方はtftp64.imgを選んで下さい。 選んだブートイメージを/home/tftpにコピーします。

# mkdir /home/tftp
# cp /mnt/cdrom/images/tftp32.img /home/tftp
# cp /mnt/cdrom/images/tftp64.img /home/tftp

最後に、用意したブートイメージに対してシンボリックリンクを張ります。 次のようにして下さい。

# cd /home/tftp
# ln -s tftp32.img C0A80002.SUN4C
# ln -s tftp32.img C0A80002.SUN4M
# ln -s tftp32.img C0A80002

ここで、C0A80002はインストールするSPARCのIPアドレスを16進数表記したものです。 御自分の環境にあわせて適宜変更して下さい。 perlを使用できる環境の方は、次のコマンドを打つことで、16進数表記が得られます。

$ perl -e 'printf "%02x"x4 ."\n",192,168,0,2'
c0a80002

SUN4CとSUN4Mは御自分のアーキテクチャにあわせて下さい。sun4uの場合、 アーキテクチャ名は必要ありません。以上でTFTPサーバーの設定は終りです。

RARPの設定

ここでは、応答するサーバーがLinuxであると前提して説明します。他のOSだと、 異なることがありますので、マニュアルを参考にして設定して下さい。

まずは、/etc/hostsにインストールするSPARCのホスト名とIPアドレスを設定します。 次のようなエントリを/etc/hostsに加えて下さい。

192.168.0.2      vine

次にRARPテーブルにMACアドレスとIPアドレスの対応を登録します。

# rarp -s vine 09:00:17:xx:yy:zz

きちんと設定されたかどうか、次のコマンドを使って調べましょう。

# rarp -a

ネットワークブートする

ブートプロンプトから、

boot net

でネットワークブートして下さい。


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