このセクションでは,PowerMacintosh 上で Linux を起動するのに 使われる3つのツールとその設定の仕方について紹介します.
これら素晴らしいツールは全て,PPC 向け Linux で数多くの貢献をされている
Benjamin Herrenschmidt
さんによって作られたものです.
BenH さんの web ページは
http://ppclinux.apple.com/%7Ebenh/
にあり,ここでこれらツールの最新版や kernel patch などが
公開されています.
まず最初のセクションでは, OldWorld ROM 機用のカーネルローダ, BootX について説明します.
BootX は MacOS 用のコントロールパネル/機能拡張の形態をとり, MacOS 起動途中で MacOS と Linux を切替えるパネルを表示するものです. 起動する際のカーネルを選んだり,起動時のパラメータなどを与えることが できます.
OldWorld 機で Linux と MacOS を共存させたい場合に使われます.
Vine Linux for PPC ではバージョン 1.2.2 が収録されています.
続いて BootX 同様の OldWorld ROM 機用のカーネルローダ, miBoot について説明します.
miBoot は MacOS 上で見る限りはシステムファイルの様に見えますが, その実態は BootX と同等の Linux カーネルローダで,各種設定は リソースを編集することで行います.
OldWorld 機で MacOS を完全に排除して Linux を使う場合に使われます.
Vine Linux for PPC ではバージョン 1.0a3 が収録されています.
最後に NewWorld ROM 機用のカーネルローダ, yaboot について説明します.
yaboot を使うためには一番最初に Open Firmware の設定を 行わなければなりませんが,一旦設定してしまうと Intel 版でよく使われる lilo と同様の設定ファイルを 編集することで簡単に設定が行える様になります.
NewWorld 機で Linux と MacOS を共存させたい場合, MacOS を完全に排除して Linux 専用で使う場合のどちらにも 使用できます. Vine Linux for PPC ではバージョン 0.6 が収録されています.