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4. インストールする

4.1 インストーラの起動

フロッピーディスクドライブにブートディスクを挿入し,マシンを再起動します(CD-ROMによるブートが可能な場合は,CD-ROMをドライブに挿入してから再起動します).するとインストーラが自動的に起動されます.( )

boot:のプロンプトが表示されたら,そこで [Enter] キーを入力します.[Enter] キーのみを押すと、X Window Systemを使ったグラフィカルなインストーラが起動され,マウスによる操作が可能になります.画面中の設定が終ったら,「次へ」をクリックして下さい.前の画面に戻るときは,「戻る」をクリックして下さい.また,左側にヘルプ画面がでますので,注意書きを良く読んで設定して下さい.

インストーラが正常に立ち上がらない時や,使用しているビデオカードの種類によっては,この先画面が表示されなくなる場合があります.その場合は,コンピュータを再度起動し,boot:プロンプトから,以下の下線部を入力してください.この場合,グラフィカルなインストーラ(グラフィカルモード)は使用できなくなりますが,テキストモードでインストールを続行できます.

        boot: text
              ~~~~

テキストモードでのキー操作

テキストモードのインストーラでは,いくつか選択を行ったり,文字入力を行う必要があります.操作の仕方は以下の通りです.

また、テキストモードで選択メニューが表示された時には、キー入力をすると 先頭の文字がそのキーに一致する項目が表示されます。

また,次のような場合には expertモードを使ってください.

        boot: expert
              ~~~~~~

Promise Ultra66等の拡張ボードでは、SCSI機器の選択では表示されない場合が あります。この場合はインストーラ起動時に ide2=0x6700,0x6802,11 等と入力 を行ってください。このとき,「=」は、106等のキーボードであれば「¥」の左 にあるひらがなの「へ」と書かれたキーを押してください。

◆ bootnet.imgまたはpcmcia.imgを使って起動する場合 ◆

NFSやFTP,HTTPなどを使ったり,PCMCIAを使ってインストーラを起動する場合には,ネットワークに関する設定などを先に行っておく必要があります.これらの設定はテキストモードで行われます.

bootnet.imgまたはpcmcia.imgが入っているフロッピーディスクで起動すると次のような手順で設定が進みます.

  1. 「言語選択」画面になります.「Japanese」を選択すると以後のメッセージは日本語表示されます.もしこの後の画面が乱れる様でしたら「戻る」(恐らく読めないでしょうが,右側のボタンです)で戻り,「English」を選択して下さい.もちろん「English」を選択しても日本語化されたVine Linuxがインストールされます. ただし,linuxconfはインストール時の言語が設定されてしまいます.Englishでインストールした場合には起動後に再インストールする必要があります.

    以降,本マニュアルでは日本語表示(Japanese)を選択したことを前提に解説します.

    ( )

  2. 「キーボードの形式」画面になります.日本語 106キーボードをお使いならば,jp106を選択し,us キーボードをお使いならば usを選択して下さい.また,CtrlキーとCAPSキーを入れ替えたい場合は,それぞれjp106_Ctrl_CAPS,us_Ctrl_CAPSを選択します. ( )
  3. 「インストール方法」画面になります.インストールする方法を NFS,FTP,HTTP,CD-ROMから選択して下さい.接続されている機器によってこのメニューは異なります.
  4. 「デバイス」画面になります.ご使用のNIC(ネットワークインターフェースカード)の設定を行います.PCI NICの場合,ほとんどのカードは自動チェックされますが,ISA NICの場合はIRQとI/Oポートの値を入力します.「モジュールパラメータを指定する」を選択し,IRQ,DMA,IOポートに適切な値を入れてみて下さい.IOの値は 0xではじめることに気を付けて下さい.
    例.
       io=0x300
       irq=
    
  5. 「TCP/IPの設定」画面になります.DHCPサーバやBOOTPサーバにつなぎIPアドレスなどの情報を自動取得する場合は,「動的IP振り分け(BOOTP/DHCP)を使う」をチェックして下さい.自分で設定する場合は,チェックせずに IPアドレス,ネットマスク,ゲートウェイアドレス,ネームサーバを適切に設定して下さい.これらの値はインストール後も使用します(変更することも可能です).
    例 
       IPアドレス           : 192.168.0.3
       ネットマスク         : 255.255.255.0
       ゲートウェイアドレス : 192.168.0.1
       ネームサーバ         : 192.168.0.2
    
  6. NFS,FTP,HTTPで使用するサーバのホスト名とVine Linuxが置かれているディレクトリ名を入力します.ディレクトリには,ディレクトリ構成のところで説明したi386以下のファイルが存在するところを指定します.たとえば,i386以下のファイルがサーバの/pub/vine/i386以下に存在する場合には,/pub/vine/i386を入力します.

4.2 インストール開始

以下,グラフィカルモードのインストールメニューに従って説明を行います.オープニングメッセージが出る前に,SCSIカードがある場合はその自動認識が行われます.また,グラフィカルモードのときはマウスの認識もここで行われます.もし認識がされない場合は,一旦中止してテキストモードでインストールを行って下さい.

デバイスの自動認識が完了すると,オープニングメッセージである「Vine Linux」メッセージ( )が表示されます.しばらくすると,次の画面に進みます.

グラフィカルモードの場合,はじめにキーボードとマウスの設定を行います.テキストモードの場合は,設定の順番が異なりますので,該当する部分を順次お読み下さい.

■キーボードの設定

使用するキーボードを選択します( ). 形式は日本語106/109キーボードのユーザは「japanese 106-key」を,101(104)キーボードのユーザは「Genetic 101(104)-key PC」等を選択します.レイアウトは「Japanese」,「U.S. English」などキーボードにあわせて選択します.バリエーションは「None」で良いでしょう.各項目設定後に,「選択をテスト」の欄にカーソルをあわせて,キータイプをすれば,正しくキーボードを選択しているかどうか確認できます.特に記号("="や"("など)を入力して確認してください.

■マウスの設定

使用するマウスを選択します( ).大抵はGenericの 2 Button Mouse (PS/2)または3 Button Mouse (PS/2)で良いでしょう.それ以外のマウスを御使用の方は適切なマウスのタイプを選択して下さい.2 Button Mouseの場合は.「3ボタンエミュレーション」をチェックしておくと良いでしょう.左右のボタンを同時にクリックすることで,真ん中ボタンを押したものとして扱われるようになります.

以上の設定が終ると,「Vine Linux System Installer」の画面が現れます( ).

4.3 インストールの方法を選択

■インストールの方法

Linuxがインストールされていない状態のマシンにインストールするか,すでにLinuxがインストールされているマシンをアップグレードをするかを選択します( ).

■インストールクラス

ここでは,特定の内容(GNOMEワークステーション,KDEワークステーション,サーバ)によりインストールするか,手動で選択(カスタム)しながらインストールするかを選択します.カスタムをチェックするとインストールするパッケージを選択できます.カスタム以外を選択してインストールを行う時は,既存のLinuxパーティションは一旦すべて削除され,パーティションの設定,ハードディスクの初期化,コンポーネントの選択,インストールまでが自動的に処理されます.そのため,以下の説明のうち自動的に設定される項目はスキップされます.

また,「アップグレード」を選択すると,次の画面で現在インストールされているLinuxのパーティションが表示されますので,該当するパーティションを選択して下さい.「アップグレード用のカスタムパッケージ選択」をチェックすると,アップデートするパッケージや新規インストールするパッケージを選択できます.チェックしない場合は既にインストールされているパッケージのアップデートのみになり,新規のパッケージはインストールされません(パッケージの依存関係で要求される場合はインストールされます).以下の説明のうち「ディスクのセットアップ」と「フォーマットするパーティションの選択」はスキップされます.

以下では新規インストールの「カスタム」を選択するものとして説明します.

4.4 パーティションの設定

■ディスクのセットアップ

Vine Linuxをインストールするパーティションの設定を行います( ).設定にはDisk Druidを使用します.既にパーティションが設定されている場合は,現在のパーティションが表示されています.はじめから設定し直す場合は,該当するパーティションを「削除」で消します.新規にパーティションを作成するには「追加」を押します.ミニウィンドウが出ますので,マウントポイントと大きさ(サイズ Mバイト単位),パーティションタイプ(Linux Native or Linux swap)を選びます.複数のハードディスクがある場合は「確保可能なドライブ」から選択して下さい. ( )

既にソフトウェアRAID用のパーティションがある場合は,Raid000のようなエントリが現れますが,これらを/(ルート)として選択することはできません.また,RAIDパーティションにインストールすることにも対応していません.インストール後,コピーして御使用下さい.

Linuxには最低限,/(ルート)とスワップのパーティションが必要です.最初にスワップを設定したら,/は「DISKいっぱいまで使いますか?」をチェックしておけば,最大容量を確保してくれます.その他,/, /usr, /var, /homeなどとパーティションを分ける場合でも,/homeを「DISKいっぱいまで」にしておけば,ここで半端な領域の調整ができるようになります.ここがよくわからない場合,/, /boot, /homeとスワップのパーティションを作成すると良いでしょう.

例を挙げると,/, /boot, /homeに分ける場合,/bootには 16Mバイト程度を割り当てます./には最小構成で約600Mバイト以上 (フルインストールで1200Mバイト以上)必要です./homeには残りを 割り当てると良いでしょう./boot(/bootを作成しない場合は / )はBIOSの制限から 1024シリンダ(8Gバイト)以内に置かなければなりません.パーティションを追加する場合は/bootや/ をまず最初に作成して下さい.パーティションを分けるメリットは,バックアップがしやすい,ディスク障害時に復旧しやすいなどがあります.

■フォーマットするパーティションの選択

Vine Linux用のパーティションをフォーマットします( ).はじめて使うハードディスクの場合やパーティションを切り直した場合は必ずフォーマットします.フォーマットする場合は /dev/xxxxのところにチェックマークを付けます.また「フォーマット中に不良セクタを検出する」は,はじめて使用するディスクや信頼性に疑問がある場合に使うとよいでしょう.チェックマークを付けたら,「次へ」をクリックします.ただし,ここではまだフォーマットは行われません.実際にフォーマットが行われるのは,ソフトウェアがディスクにインストールされる直前です.

フォーマットを行うとこれまでにディスクにあった情報は失われます.

■起動ディスクの作成

ハードディスク(HDD)から起動したくない場合やHDDからの起動に失敗した場合を考えて,起動ディスクを作成します.「ブート(起動)ディスクの作成」をチェックしておいて下さい.なお,ここで作成する起動ディスクはインストールのためのものではありません.Vine Linuxインストール後,うまくハードディスクから起動できなかった場合は,この起動ディスクから起動することで復旧作業を行えます.

( )

■LILOのインストール

LILOはHDDからLinuxを起動するためのブートローダです.LILOを使うとLinuxとWindowsの起動の選択を行なうこともできます.Linuxの起動には前述のブートディスクを使用することにして「インストールしない」をチェックしても構いません.LILOをインストールする場合は,「LILOを入れるレコード」を選択します.

LILO以外のブートローダをお持ちでない場合は,「マスタブートレコード(MBR)」をチェックすると良いでしょう.市販のシステムコマンダーなど他のブートローダを使用する場合は,「ブートパーティションの第1セクター」を選択します.

SCSIドライブを使っていて,かつ使用しているコンピュータがLBAモードでハードディスクにアクセスする場合には,「リニアモードを使用する」をチェックして下さい (IDEのHDDの場合にはチェックしないで下さい).この他にカーネルオプションが必要な場合は入力して下さい.大抵はオプションの設定は必要ありません.

パーティションで示されたデバイスから起動したい場合は,「Default boot image」にチェックします.また,ブートラベルを入力して下さい.ここは「linux」で良いでしょう(デフォルトでは「linux」になっています).また,他のパーティションにインストールされている Windows等も liloで選択ブートを可能にしたい場合は,そのパーティションの選択と,ブートラベルの設定を行う必要があります.

なお,コンピュータからLinuxを完全に削除したい場合などで LILOが不要になり,LILOを完全にMBRから消してしまいたい場合は,起動可能なDOSフロッピーディスクにfdisk.exeを入れておき,

FDISK /MBR
を実行します.

4.5 システム環境の設定

Vine Linuxが起動した後に必要な設定を行います.設定がわからないものなどは,スキップして飛ばしても構いません.これらの設定はインストール後に設定することができます.

■ネットワークの設定

ネットワークインターフェースカード(NIC)がない場合は「次へ」を選択し次に進んで下さい.NICが認識されない場合には,この設定画面はスキップされることがあります.その場合は,インストール後に「2.5.2 インストール時の設定を行なうには」を参照して設定を行なって下さい.

ここでは,IPアドレス,ネットマスク,ネットワークアドレス,ブロードキャストアドレス,ホスト名,ゲートウェイアドレス,DNSサーバの取得の方法を選択します.起動時にネットワークに接続する場合は「ブート時に有効にする」を選択し,各フィールドに値を入力して下さい.DHCPサーバにつなぎこれらの情報を取得する場合は,「DHCP使用時の設定」をチェックして下さい.

なお,ここでの設定はLAN環境の設定であり,プロバイダへのダイヤルアップ接続とは無関係です.

( )

■タイムゾーンの設定

タイムゾーンの設定をします.Viewから「Asia」を選択します.日本付近でマウスをクリックすると「Asia/Tokyo」となります.

PCの内蔵時計をGMT(世界標準時刻)に合わせるならば,「システムクロックにUTCを使用する」にチェックを付けます.

( )

■アカウントの設定

まず,システム管理者,つまりスーパユーザ(root)のパスワードを設定します.確認のため同じパスワードを2回入力します.入力したパスワードを忘れないように注意してください.また,あまりに単純なパスワードは避けてください.アルファベット大文字/小文字を取り混ぜ,数字や記号も入れると比較的安全です.なお,キーボードの設定が実際のキーボードと違う場合,記号の位置がずれていることがありますので,注意してください.2回入力したスーパユーザのパスワードが問題なければ,「次へ」のボタンが現れます.それまでは先に進めません.ここでのパスワードの長さは8文字まで有効です.次の「認証の設定」でパスワード認証でMD5を用いればパスワードの有効文字数を増やすことができますが,MD5の設定はインストール後に有効になります.

( )

次に,一般ユーザのアカウントも作成することができます.これはインストール後に行うこともできます.すぐに使うユーザは登録しておく良いでしょう.アカウント名にユーザのアカウント名を入れます.初期パスワードもここで設定できます(2回入力して下さい).フルネームにはこのユーザの氏名をローマ字で入れます.入力後,「追加」を押すと下の一覧に加わります.

■認証の設定

パスワードの管理方針を決めます.「MD5パスワードを使用」はパスワードの長さが256文字までサポートする場合にチェックします.「シャドーパスワードを使用」は /etc/passwdの他に/etc/shadowを用いてパスワードが洩れにくくします.NISを使用しない限り,両方をチェックして下さい.

ネットワークでNISを使う場合には「NISを使用」をチェックして下さい.また,NISドメインなどを入力します.シャドーパスワードとNISについては「 LANとセキュリティ」をお読み下さい.

( )

4.6 インストール内容の決定

本節は「カスタム」を選択した場合にのみ参照してください.ここではインストールする内容(コンポーネント)を選択します.

■インストールするコンポーネント

リストの中からインストールする内容を選択します.リストの各コンポーネントが表す内容は次のようになっています.

( )

Everythingを選択するとほぼすべてのパッケージがインストールされますが,デスクトップPCであってもノートPC関連のコンポーネントがインストールされてしまいます.不具合は出ませんが,きちんと取捨した方がよいでしょう.「個々のパッケージを選択する」にチェックマークを付けると,より細かい単位でインストールするものを選択できますが,コンポーネントの構成について詳しい人以外にはお勧めしません.

4.7 X Window Systemの設定

X Window Systemの設定では,ビデオカードやモニタの設定をします.

一部のビデオカードや解像度については,インストール完了後にXconfiguratorを使用して設定した方がよい結果が得られることもあります.もし,画面が正しく表示されなかったり,解像度を変えたい場合は,一旦,X Window Systemの設定をスキップして,インストール終了後,Linuxを起動してから Xconfiguratorで再設定して下さい.この場合,「 インストール時の設定を行なうには」を参照して下さい.

■ビデオカードの自動検出

PCIのビデオカードが自動検出され,その結果が表示されます.また,ビデオカードに適合するXサーバがインストールされます.検出されないビデオカードの場合は,「Xの設定をスキップ」をチェックし,インストール後に Xconfigurator で設定を行ってください.

■モニタセットアップ

使用するモニタの種類を選択します.使っているモニタがリストに見当たらない時には,汎用のマルチシンクモニタ(Generic Multi Sync Monitor)のいずれかを選択すればほぼ問題ないでしょう.また,VAIO 505やLet's noteなどNeoMagicのチップを使用した機種では,LCD Panel 800x600(Neomagic) を選択してください.

( )

「この設定をテストする」を押すと選択した設定がテストされます.

■Xの起動テスト

きちんと設定されたかを確認するために,X Window Systemを起動テストします.「この設定をテストする」をクリックすると,X Window System の起動テストを行ないます.正常に起動すると「このメッセージが見えますか?」と確認してきますので,問題なければカウントダウンが終わる前に「Yes」をクリックします.「No」をクリックしたり,10秒以上何もしないとエラーとなってもう一度設定画面に戻ります.

4.8 パッケージの展開

■インストールのログ

ここでインストール時の記録が/tmp/install.logファイルに記録されることが表示されます.「次へ」を選択すると,実際にLinuxパーティションがフォーマットされ,ソフトウェアのインストールが開始されます.

あるパッケージに必要なパッケージがある場合には「依存関係が不明」の画面が現れます.ここは「次へ」で進んで下さい.

PCの性能と選択したパッケージの種類にも依りますが,30分から1時間以上かかる場合もあります.しばらく止まったように見える場合がありますが,あわてずにしばらくは待ってください. インストール中にはおおよその残り時間が表示されますが、最初の数十個をインストールするまでは、あまり正確な時間は表示 されません。

( )

■パッケージのインストール

まず,フォーマットするパーティションがある場合,ファイルシステムの構築が行われます.ディスク容量にもよりますが,かなりの時間を要します.

( )

フォーマットが終ると,パッケージのインストールが始まります.PCの性能と選択したパッケージの種類にも依りますが,30分から1時間以上かかる場合もあります.

( )

■ブートディスクの作成

パッケージのインストールが終ると,ブートディスクの作成になります.フロッピーディスクをドライブに挿入して,「次へ」を押して下さい.ブートディスクを作らない場合は,「ブートディスクの作成をスキップ」をチェックして下さい.

( )

4.9 インストールの完了とLinuxの起動

■終了

これでインストールは完了です.HDDから起動する場合はフロッピーディスクを抜いて,再起動してみましょう.起動に liloを使わずブートディスクを使う場合はブートディスクを挿入して起動して下さい.

■Linuxの起動

しばらくして

LILO boot:
のプロンプトが表示されたら,速やかに Tabキーを押してみて下さい.例えば
        linux   dos
と表示されるはずです.ここでは,linux [Enter]でLinuxが,dos [Enter]でDOS/Windowsが起動するようになっています.Linuxの起動を選択したら,いくつかのメッセージが表示されたあとで,

login:
というプロンプトが表示されれば起動は成功です.ディスプレイマネージャを使用するを選択した場合は,グラフィカルな画面が現れるはずです.

( )

起動時にカーネルオプションを与えたい場合,例えば hda=1869,255,63 というオプションを与えたい場合には,LILO boot:のプロンプトで,

LILO boot: linux hda=1869,255,63 

のようにして起動します.うまくいけば,/etc/lilo.confにデフォルトのカーネルオプションとして登録しておけばよいでしょう.やり方は

$ jman lilo.conf
で確認してください.

以前のようなapm=onmem=128Mといったカーネルオプションは不要になっています.

■Linuxの停止

Linuxの停止にはシャットダウンという操作が必要です.この操作は,shutdownコマンドで行います.shutdownはrootユーザのみ行えます.実行はプロンプトから,

# shutdown -h now

とします.BIOSがAPMに対応していれば,Windowsのように電源が切れるでしょ う.APM BIOSを持たないマシンの場合は,"Power Down."のメッセージを確認してから電源を切ってください.

kon上で shutdownを実行すると,途中で止まってしまう場合があります.konを使用した場合は,konを終了してから行って下さい.


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