Vine Linuxについて良く尋ねられる質問とその解決方法を示します.最新のFAQは以下のWWWページにまとめられていますので御覧下さい.
FAQのページ
su で root になったときに使えなくなりました.
A. su - を用いてください.これは,パス(PATH)に/sbin や /usr/sbin が自動的に付加されないからです.suのmanに詳細が書かれています.
A. ブートディスクを使ってマシンをブートさせます.そして,
# /sbin/lilo
を実行すれば,再び MBR 領域に LILO が書き込まれます.
A. Windows 9x 等でマシンを起動させ,
# fdisk /mbr
と実行すれば,LILO を削除することができます.
A. カーネルバージョン 2.0.36 から自動認識されるメモリの最大値が 64MB ではなくなりました.以前は LILO にパラメータとして mem=128M のような文字列を渡す必要がありましたが,現在はその必要はありません.512MB までのメモリは自動認識されることが確認されています.ただし,機種によっては 64MB までしか認識しない場合もあるようです.その場合は、/etc/lilo.conf の append 文に append="mem=128M" の様に記述し,/sbin/lilo を実行して設定を反映させてください.
A. ISA Plug & Play の NIC を自動認識(Autoprobe)することはできません.この NIC を認識させるには,割り当てられた IRQ 及び IO ポートアドレスを直接指定する必要があります.その際には,NIC に割り当てられた IRQ に対しては BIOS の Plug & Play 機能をキャンセルする必要があるかも知れません.また,IO ポートアドレスを入力する際にはアドレスを16進数(数値の前に「0x」が付く形式)で入力することを忘れないでください.
A. sndconfig というコマンドを使ってサウンドカードの設定をします.その際に PCI Sound Card の場合は自動認識される可能性があります.しかし,サポートされていない PCI Sound Card や ISA Sound Card の場合は.自分の使用している Sound Card 名をリストから選択する必要があります.また,ISA Sound Card の場合は,デバイスが使用する IRQ (割り込み要求番号),I/O ポートアドレス,DMA チャネルなどを明示的に指定する必要があります.デバイスが使用するこれらのリソースについての情報は,デバイスに付属してくるユーティリティソフトウェア (それらの多くは MS-DOS や MS-Windows 上で動作します)などであらかじめ確認をとる必要があります.
A. /sbin/mkbootdisk というコマンドで カスタムブートディスクを作ります.予めフォーマットしておいたフロッピーディスクを 1枚用意し,rootユーザで /sbin/mkbootdiskコマンドを実行します. 詳しくは man mkbootdisk して下さい.例えば,カーネルバージョン 2.2.13-1vl7のブートディスクは以下で作成します.
# /sbin/mkbootdisk 2.2.13-1vl7
A. カーネル 2.2.Xからは大容量のHDDに対応しています.ただし、カーネルのブートイメージが 1024 シリンダ以内にあるパーティションになければならないというBIOSの制限は残っています.
古いカーネル 2.0.Xでは,ブート時に HDD の C,H,S パラメータを与えてやることで容量全体を認識させることができます.
boot : linux hda=1869,255,63
上記の例の数値部分には、BIOS が LBA モードで認識している HDD のパラメータを確認して入力してください.
A. Vine Linux 2.0用に用意されたパッケージ以外(Red Hatのパッケージなど)をインストールする場合は必ずソースパッケージから再構築して下さい.必要とされるライブラリが異なるため,そのままでは使えない場合があります.再構築した場合でも,設定等の違いによりインストールや実行ができない場合もあります.
A. Vine Linux (および RedHat Linux) では System V 系の方式を採用しています.各スタートアップスクリプトは /etc/rc.d/init.d/ 以下に置いてあります.新しくスタートアップスクリプトを書く場合は,既存のスクリプトを参考にすると良いでしょう.しかし,/etc/rc.d/init.d/ 以下にスクリプトを置いただけでは起動時に実行されません.それらのスクリプトを実行したい run level に合わせて,/etc/rc.d/rc?.d/以下にシンボリックリンクを張る必要があります.この作業はchkconfigコマンドによって行うことができます.man chkconfigを参照して下さい.また,「
Red Hat Linuxのシステム起動スクリプトを解剖する」が非常に参考になります.
A. rootユーザ権限で pwconv コマンドを実行してください.詳しくは「
セキュリティ」の節とjman pwconvを参照して下さい.
A. Vine Linuxの設定では電源がオフになるようになっていますが,ハードウエアが対応していない場合には電源が切れない場合もあります.また,カーネルの再構築を行った場合には,APM 機能が有効になっているかを確認して下さい.
A. /etc/lilo.confに以下を追加すれば,SMPのマシンでも使えます.
append="apm=smp-power-off"
A. Windows 領域 (vfat) をマウントする際に適切なオプションを与えることによって可能になります.例えば dos という名のグループ (グループ ID: 1000) に Windows 領域 (ファイルシステムタイプ: vfat, パーティション: /dev/hda1) への書き込み許可を与えたいならば,/etc/fstabに次のように記述します.
/dev/hda1 /win vfat defaults,umask=007,gid=1000,euc,zenkaku 0 0
の様に記述します.これによって,グループ「dos(gid=1000)」に所属するユーザは,Windows 領域(パーティション: /dev/hda1) に書き込むことが可能となります./etc/fstabファイルの書式の詳細に関しては,jman fstabを参照して下さい.
A. Vine Linux 1.x(カーネル 2.0.x)からVine Linux 2.0(カーネル 2.2.x)上のファイルシステムに読み書きはできません(その逆はできます).これはファイルシステムの仕様が変更になったからです.もし,可能にしたいならばファイルシステムを再構築する必要があります.詳細はオンラインマニュアル man 8 mke2fsの -Oのセクションをお読み下さい.-O none を指定してファイルシステムを再構築します.
A. Vine Linuxでは英語のマニュアルとJM プロジェクトによる日本語のマニュアルの両方が用意されています.JM プロジェクトによる日本語のマニュアルは,jman hogehoge で表示されます.しかしながら,このマニュアルの内容は必ずしも最新の情報であるとは限りません.もし最新のマニュアルを見たい場合は man hogehogeで表示して下さい.
A. run level が 5のときにグラフィカルログインになります./etc/inittabの以下の行の3を5に変更して下さい.
id:3:initdefault:
↓
id:5:initdefault:
その後,ランレベルを5にするために,telinitを実行します.
# /sbin/telinit 5
ランレベルについては「
各種サーバの起動」の節を御覧下さい.
login:と一瞬出てから画面が点滅します.何が起こったのでしょうか?
A. X Window Systemの設定が正しくありません.この状態でランレベル5で起動すると,wdmの起動に失敗し画面が点滅します.解決するには,まず,[Ctrl]+[Atl]+[Del]でシステムを停止して下さい.再起動し,LILOのブート画面で以下のように入力して下さい.
boot: linux 3
このようにするとランレベル 3でシステムが起動され,wdmは使用されません.コンソールからログインして,XconfiguratorでX Window Systemの設定を行って下さい.もしこれからずっとランレベル 3で起動するには/etc/inittabの以下の行の5を3に変更して下さい.
id:5:initdefault:
↓
id:3:initdefault:
A. できるだけ最新のXFree86を採用していますが,新しいビデオカードの場合,正常に動かない場合があります.Vine Linuxのftpサイトに新しいXFree86やXconfiguratorが出ていないか確認して下さい.また,最新情報はMLで報告されますので,過去のMLの記事を検索してみて下さい.
suでrootユーザになってから X アプリケーションを実行したいのですが,「Can't open display」と怒られてしまいます.
A1. suを入力する前に、xhost +localhostとしてローカルホストからの描画要求を許可するように設定します.suの後,DISPLAY 環境変数をlocalhost:0.0に設定します.もしくは,X アプリケーションに -display localhost:0.0 という引数を付けて起動しても良いでしょう.詳しくは jman xhost を参照して下さい.
A2. suした後に,ユーザ userの ~/.Xauthorityを/root/.Xauthorityにコピーします.
$ su
# cp /home/user/.Xauthority /root/.Xauthority
A. Window Makerのバージョンが異なるため,~/GNUstep以下を作り直す必要があります.一旦,~/GNUstepを別の名前にするか消去し,ログインし直して下さい.新しい~/GNUstepが作られます.
A. マウスカーソルを目的の Windows の上に持っていき Ctrl + Escを押すと,ウィンドウオプションのメニューが表示されます.
A. X 上でのスクリーンショットの撮りかたには,
A. xdviとnetscapeは縦が画面の縦いっぱいに収まるように自動調整されます.また,メニューの大きさも画面サイズによって自動調節されます.これは環境変数 XFONTSIZEを参照して決めています.XFONTSIZE=smallのとき小さめの表示になり,XFONTSIZE=largeのとき大きめの表示になります.どちらかを ~/.bashrc等に加えておけばよいでしょう.
A. 一般にディスクをフォーマットする際には物理フォーマットおよび論理フォーマットを行う必要があります.Linux 上でフロッピーディスクに対して物理フォーマットを行うコマンドは fdformatです.1.44MB の高密度フロッピーディスクを物理フォーマットするには,次のようなコマンドを実行しま
す。
$ fdformat /dev/fd0H1440
これによって異常が出なければ,物理フォーマットは完了します.論理フォーマットを行うコマンドは以下のようにいくつか存在します.
$ /sbin/mkfs.msdos /dev/fd0 または
$ mformat a:
$ /sbin/mkfs.ext2 /dev/fd0
mformat a:でフォーマットしようとすると,次のようなエラーが出てできません.
mformat: Non-removable media is not supported (You must tell the complete geometry of the disk, either in /etc/mtools or on the command line)
A. /etc/mtools.confで以下のように修正して下さい.
drive a: file="/dev/fd0" exclusive 1.44m
^^^^^
1.44mを追加すればフォーマットできます.
A. カレントディレクトリ「.」は,セキュリティ上の問題からコマンドサーチパスには含められていません.実行ファイル名やスクリプトファイル名の手前に「./」を付けて実行してください.
$ ./a.out