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2. カーネルパッケージのアップグレード

Vine のカーネルパッケージは、他のパッケージと同様に RPM 形式で配布されていますが、他のパッケージのように「RPM -Uvh」でアップグレードすることはできません。以下の手順に従ってアップグレードしてください。

最低限必要なパッケージは、kernel-VER-REL.i386.rpm と kernel-headers-VER-REL.i386.rpm です。PCMCIA が必要な場合は kernel-pcmcia-cs-VER-REL.i386.rpm も必要になります。必要なパッケージにアクセスできるようにしておいてください。/root にコピーしておくのが最も安全でしょう。

これらの他、Vine の標準 PPP クライアントである PPxP を利用している人は、userlink パッケージも必要になることがありますので、userlink-*.src.rpm も手元に持ってきておきましょう。

まず、安全のためにシングルユーザモードに移行します。シングルユーザモードでは不必要なサービスはすべて停止されます。ネットワークにはアクセスできます。

すべてのユーザはログアウトし、コンソールから root でログインし、以下の手順でシングルユーザモードに移行し、パッケージ群のあるディレクトリに cd します。

# init S
# cd <パッケージのあるディレクトリ>

次に新しいカーネルパッケージをインストールします。

# rpm -ivh kernel-VER-REL.i386.rpm

インストールされたカーネルで起動できるように、ブートローダである LILO の設定をします。LILO の設定ファイルは /etc/lilo.conf ですので、これを編集します。詳しくは jman lilo.conf を参照してください。

このファイルの編集は、シングルユーザモードに移行する前に行っていてもかまいません。

(略)
       install=/boot/boot.b
追加   image = /boot/vmlinuz-VER-REL
追加     label = Linux
追加     vga = normal
追加     root = /dev/hda5
(mkinitrd した場合は
追加     initrd=/boot/initrd-VER-REL.i386.rpm
)
(apm をデフォルトで有効にしたい場合は
追加     append= "apm=on"
)
       image = /boot/vmlinuz-2.0.36-3vl0.2
変更     label = Linux.old
         vga = normal
         root = /dev/hda5
(略)

次に LILO を有効にします。ここでエラーが出たら、lilo.conf を見直しましょう。

# /sbin/lilo

ヘッダファイルをインストールします。

# rpm -Uvh kernel-header-VER-REL.i386.rpm

カーネルソースやドキュメントが必要ならばインストールします。

# rpm -Uvh kernel-documents-VER-REL.i386.rpm
# rpm -Uvh kernel-source-VER-REL.i386.rpm

これでパッケージのアップグレードは終了です。マシンを再起動します。

# /sbin/shutdown -r now

ppxp を使っている人は、再起動後に userlink パッケージを作りなおさなければならない場合があります。起動時に userlink が unresolved symbol というメッセージを表示したら、userlink パッケージを作りなおしましょう。

userlink モジュールがうまく動いているかどうかは、lsmod コマン ドで判断できます。/sbin/lsmod の出力に「userlink」が含まれて いれば、以下の手順は必要ありません。

# rpm --rebuild userlink-バージョン-リリース.src.rpm
# rpm --force -Uvh /usr/src/redhat/RPMS/i386/userlink-バージョン-リリース.i386.rpm
# /etc/rc.d/init.d/ppxp restart


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